爆発で1人死亡、住民含む22人負傷 三井化学岩国大竹工場

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爆発で1人死亡、住民含む22人負傷 三井化学岩国大竹工場

爆発で1人死亡、住民含む22人負傷 三井化学岩国大竹工場




 22日午前2時15分ごろ、山口県和木町の三井化学岩国大竹工場で、タイヤの接着剤の原料などを製造するレゾルシンプラントが爆発し、火災が起きた。現場付近で同社社員の砂川翔太さん(22)=和木町=が遺体で発見され、コンビナート内で作業員ら計11人が重軽傷を負った。和木町、岩国市、大竹市の住民11人も爆風で割れた窓ガラスで切り傷を負うなどした。

 岩国地区消防組合などがプラントへの放水を続け、火災は発生から15時間後の同日午後5時15分にようやく鎮圧した。同消防組合などによると、有毒ガスは確認されなかった。

 山口県警捜査1課と岩国署は23日、業務上過失致死傷の疑いで工場の家宅捜索に乗り出す方針。

 三井化学などによると、爆発したプラントで蒸気設備のトラブルがあり、21日午後11時半ごろから停止に向けて作業をしていた。亡くなった砂川さんも爆発現場付近で作業をしていたとみられる。

 同社はプラントの酸化反応タンクが激しく損傷していることを確認。酸化工程で生成される過酸化物が何らかの過剰反応を起こして爆発につながった可能性もあるとしている。

 火災はプラントに隣接する設備や配管などにも延焼。22日午前8時5分ごろにも、同じプラントのタンクが再び爆発した。同社は近く社内に事故調査委員会を設置する。

 同社によると、工場の敷地内には触媒に使う放射性物質の劣化ウランが200リットルドラム缶で3379本貯蔵されていた。貯蔵する倉庫の窓ガラスが一部割れたが、同社は「ドラム缶に影響はなく、測定した放射線量も爆発前と変わらない」としている。

 山口県内では昨年11月に東ソー南陽事業所(周南市)で社員1人が亡くなる爆発、炎上事故が起きたばかりだった。

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