東京スカイツリーのデザインを監修した島根県吉賀町出身の彫刻家、澄川喜一さん(80)の屋外彫刻とレリーフが20日、東京都墨田区のツリー周辺商業施設内にある「ソラマチひろば」と「とうきょうスカイツリー駅」に設置された。
作品タイトルはともに「TO THE SKY」。彫刻は1・2メートル四方、高さ10メートルの周南市産「徳山みかげ」3本を組み合わせた。スカイツリーと同じ3点立ちで、空に向かって先端が開くような姿に未来への希望を込めた。レリーフは縦3メートル、横4メートルの2枚1組。青、赤、金の3色の陶板が、空と風を表現する。
駅のリニューアルオープンに合わせてこの日、除幕式があった。澄川さんは「スカイツリーも二つの作品も、見る位置、見方で表情が変わる。皆さんで物語をつくってほしい」と語った。
スカイツリーと周辺商業施設は来月22日に開業する。
【写真説明】彫刻「TO THE SKY」の除幕式で思いを語る澄川さん(撮影・坂田一浩)