東北の被災地を訪ねる (5)

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2012/04/02 - kfjさんの株式ブログ。タイトル:「東北の被災地を訪ねる (5)」 本文:「岩手日報」 釜石市内昨日岩手県内のコンビニで買い求めた「岩手日報」の第一面を見て,ため息を禁じ得なかった。 三鉄・陸中野田-田野畑間きょう再開 地域へ響け/復興の汽笛

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東北の被災地を訪ねる (5)

kfjさん
kfjさん
「岩手日報」  釜石市内


昨日岩手県内のコンビニで買い求めた「岩手日報」の第一面を見て
,ため息を禁じ得なかった。

> 三鉄・陸中野田-田野畑間きょう再開
> 地域へ響け/復興の汽笛
> 一歩一歩ともに

と題された記事が,第一面のほぼ上半分を占めている。そして,関連記事が 10・22・25面。祝賀ムード,満開である。

歴史的に交通の便がひどく悪かった三陸海岸の方々にとって,三陸鉄道は利便性を越えたシンボル的存在なのかも知れない。

しかし,津波によって流失した箇所に軌道を再度敷設してどうする?との疑問を禁じ得ない。三陸鉄道開業(1984)以前ならばいざ知らず,道路が一応整備された現在,敷設工事や今後の乗客数などのコスト面および次回の津波を当然想定するならば,たとえばバスに代替するのが得策ではないのか。

第一面記事は,一番列車の運転士について次のように述べて締めくくられる。

> 全線復旧と地域の復興を胸に,歩む覚悟だ。

美しい。美しいが,その一文のすぐ左隣には,別の記事のタイトル

> 6都県に20メートル超津波
> 南海トラフM9地震想定
> 最大は黒潮町(高知)34メートル

この紙面構成,渾身の力を込めた真っ黒黒助のブラック・ジョークとしか思えない。
(+_+);;
5件のコメントがあります
1~5件 / 全5件
kfjさん
☆エポワスさん

全く同感です。復興を私も切に願いつつ,その前途は実に多難と推察せざるを得ません。

なお来月初め三泊四日で,妻と大学生の娘二人と共に再度東北の被災地を訪ねることになりました。何としても若い娘たちには見せておかなければならない光景であり,また現地を訪ね多少なりともお金を遣うことが復興に寄与することになると考えるからです。

ちなみに今日午後,所用で福島市に降り立った際,福島駅の観光案内所の若い女性と少し世間話をしていて,彼女曰く。

> 復興関係や福島を支援しようとして来てくださる方々を別にすれば,純粋に観光目的で来られる方は皆無になった


福島県郡山市にて

こんにちは

>後藤新平が唱えたのは「単に旧に復する復旧ではなく復興が必要」。

 

---復興---この意味が大切ですね。

 

岩手県出身の後藤新平は確か100メーター道路を提唱したのでしたね

それが妨害に遭って実現しなかったとか。

国家百年の計をもって居た当時の人でさえ果たせなかった

都市の整備を思うと、今回も前途多難ですが、何とか良い方向に

復興してほしいものです。

kfjさん
☆エポワスさん

コメント,ありがとうございます。

関東大震災からの復興に功績のあった後藤新平が唱えたのは「単に旧に復する復旧ではなく,復興が必要」。その後藤が岩手県出身であることは,如何にも皮肉です。(+_+);;


こんにちは はじめまして

 

「三陸海岸大津波」の著者吉村昭夫人の

津村節子さんは、三陸鉄道復興に百億掛ることを知り、

次に津波で流されてしまうものに百億は要らない。

台地を走る国道45号線を整備せよと言っています。

 

ご夫妻は田野畑村をこよなく愛した方々でした。
島次郎さん

矢沢永吉の「成り上がり」で、伴なっていなきゃダメなんだよ、現実と

と書いてあったのを思い出しました。

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