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トレーディングプランの類型

MDRの芝一樹です。今回は、利益の出せるトレーディングプランについて、取引タイミング、勝率、売買頻度といった観点から分類してみたいと思います。
まず、四要素の相関でも解説してますとおり、取引を構成する勝率、勝ちトレードの利益率、負けトレードの損失率、売買頻度といった各要素にはトレードオフの関係があり、最も理想的である「勝率と利益率が高く、損失は少なくて売買頻度が高い」という売買プランは存在しません。もちろん他のプランに比べて相対的にバランスがとれている、というケースはあるでしょうが、絶対的に見てすべてにおいて非の打ち所のないプランを構築することは不可能です。
統計を利用して利を上げるシステムのうち、運用成績を考慮に入れると実際に運用に耐えうるシステムは以下の2パターンしかないと考えて良いでしょう。

勝率と利益率が高いが、負けトレードの損失率が大きく、取引回数が少ない
勝率と利益率は低いが、負けトレードの損失率が小さく、取引回数が多い

たったこれしかないのか、と思われるかもしれませんが、実際のプランではこれに加えて 順張りか逆張りかというポジションを建てるタイミング、ロングかショートかという取引方向が掛け合わされて8パターンの取引が存在します。さらに、覚悟できるリスクレベルに応じて、レバレッジを用いるか否か、どの市場(株式、先物、通貨)で取引をするか、売買タイミングの判断にどの指標を用いるのか…といった具合に、無数のプランが存在し得ます。
個別の指標利用方法や市場選択、リスク別のレバレッジなどについては個別プランごとに考える必要がありますので考慮しません。またショートポジションについても、取引方向の違いだけで大筋ではロングポジションの取引と変わらないため、分析する必要があるのは先ほどの2パターンにポジションのエントリータイミングを組み合わせた以下の四つのプランタイプだということができるでしょう。

順張りで、勝率と利益率が高いが、負けトレードの損失率が大きく、取引回数が少ない
順張りで、勝率と利益率は低いが、負けトレードの損失率が小さく、取引回数が多い
逆張りで、勝率と利益率が高いが、負けトレードの損失率が大きく、取引回数が少ない
逆張りで、勝率と利益率は低いが、負けトレードの損失率が小さく、取引回数が多い

結果の面から分析するとこのようになりますが、この四つのプランは実際の取引においては全く異なった性格を見せます。このため、それぞれ運用者のレベルに応じて使い分ける必要があります。次回はそれぞれの取引タイプごとの中身を分析し、どんなレベルの運用者に向いているのかを検討してみたいと思います。
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