昨日出た国際帝石の増資をめぐる、中央三井アセット信託が行ったインサイダー取引について、情報提供者が野村証券の女性営業員だったことが判明。
またしても 里予 木寸 か
しかも本来増資担当部門と営業部門って、同じ社内でも情報流しちゃいけないでしょ。
コンプライアンスとかどうなってんのかね?
現役社員もOBも真っ黒黒の助じゃん
これで罰金がたった5万円ね。
なんというザル法。
やり得とはまさにこのこと。
インサイダーは儲けの10倍くらい罰金払わすようにしなきゃ、いつまでたってもなくならないよ。
増資:中央三井アセットにインサイダー取引で課徴金勧告
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120322k0000m040141000c.html
東証1部上場の国際石油開発帝石(東京都)が10年に実施した公募増資に絡み、不公正情報に基づく同社株の空売りに関与したとして、証券取引等監視委員会は21日、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで中央三井アセット信託銀行(東京都)に課徴金を科すよう金融庁に勧告した。同行のファンドマネジャー(運用担当者)が投資運用業務の一環として不正取引をしたとみられ、同行の組織的責任は重いと判断。法人対象の勧告に踏み切った。信託銀行がインサイダーで課徴金処分されるのは初。
さらに監視委は、同行にインサイダー情報を提供したのは公募増資の取引事務を担った主幹事の証券会社4社のうちの1社と断定。現行法制上は情報提供者をインサイダー取引で処分できないものの、監視委は会見で「証券会社が業務の上で未公表情報を伝達していたのが確認されたのは日本市場初。市場の信頼を損なう行為で極めて大きな問題」と批判した。
主幹事4社は野村証券、みずほ証券、ゴールドマン・サックス、JPモルガンだが、監視委は情報提供者を明らかにしていない。
監視委によると、インサイダー取引をしたのは中央三井アセット信託銀行のファンドマネジャーの男性社員。男性社員は国際石油開発帝石の大型公募増資(10年7月8日公表、発行総額5072億円)を巡る情報を公表前の同年6月30日、主幹事証券会社の女性営業員から入手した。
この情報を基に、男性社員は同行が運用する海外投資家向けの日本株ファンドで、10年7月1日と同7日の2回に分け国際石油株1億124万1000円分(現物90株、空売り120株)を増資公表前に売り抜け、増資が公表されて株価が暴落した直後に買い戻し、約1400万円の運用益を上げたという。国際石油の株価は公表前日の同7日は46万9000円(終値)だったが、公表後の同年8月17日には37万8500円と暴落。空売りの影響とみられる。
ただし課徴金の額は運用報酬に基づき算定されるため5万5000円にとどまった。
10年に相次いだ大型公募増資を巡っては、日本板硝子や東京電力の増資でも株価が不自然に急落している。増資に絡む空売りが起因とみられ、主幹事証券会社を通じたインサイダー疑惑があるとして、内外の投資家から指摘が相次いでいた。こうした事情を踏まえ、監視委が主幹事証券会社などの調査を続けていた。【川名壮志、田所柳子】