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トレンドと日本市場の行方

昨年11月に底値をつけ、そこから2ヶ月ほど横ばいでの推移を続けた日経平均は、1月半ばから急激に上昇に転じ、ほぼ一本調子で上り続けたまま先週末には底値から25%近い上昇を見せて終値で10,000を超えてきました。
ただ直近ではやや勢いが衰えてきたようで、確かに日経平均株自体価は上昇を続けていますが、一部のテクニカル指標は価格に逆行して下落を始めています。これはダイバージェンスと呼ばれるチャートパターンで、トレンド転換のサインと考えられています。といっても現在のトレンドはとても強いため、本当に転換を起こしたとしても一時的な調整になる可能性が高いでしょう。もちろん、大きな値幅で下落せずにもみ合って日柄調整となるケースも多くあります。
ただ、現在日経平均がある10,200円は長期で見た下落トレンドのレジスタンスライン上になっており、ちょうど震災後高値とも重なることから、抵抗線としてはとても強力なラインと考えられます。もちろんこのラインを軽々と超えられる勢いがあるのならばそれはそれでいいのですが、ここはいったん調整した方が今後の上昇に期待できる展開といえるでしょう。先週も書きましたが、日本市場の個人投資家、特に厳しい相場の続いたここ10年間を生き抜いてきた中級~上級の投資家は長期にわたる株式市場の低迷で、ある程度株価が上昇してしまうと危機感からなかなか買いづらい精神状況になってしまう傾向があります。ここまでの上昇の勢いが強かった分、値幅、日柄共にある程度の調整があった方が国内投資家にとって買いやすい状況となるため、長期的に上昇基調が続いていくためにはいったん調整した方が良いと考えられるのです。
実際に今から買いのポジションを建てた方が良いかと問われたら私たちもすぐに買うのはよした方が良いと答えます。少なくとも1990年以降の相場でこれだけ上昇した後にそのまま勢いが止まらずに上昇したのは2004年の相場くらいであり、今の株価動向の中で買うのは圧倒的に損失を出してしまうケースの方が多いのです。それでも上昇中に買いたいということであれば、日経平均株価が10,200円を超えた(=トレンドラインと直近高値をブレイクしたこと)を確認してから買いのポジションを建てるブレイクアウト戦略を利用することを勧めます。ただしこの買い方で本当に利益を伸ばすには熟達した手仕舞いの戦略を要します。もし初心者なのであれば、ブレイク後すぐに仕掛けて、長くても一週間程度の短期間で手仕舞うことをおすすめします。
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