昼間の仕事と夜の仕事

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2012/03/18 - kfjさんの株式ブログ。タイトル:「昼間の仕事と夜の仕事」 本文:みんかぶで,貴重なご教示の数々を頂戴している

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昼間の仕事と夜の仕事

kfjさん
kfjさん

みんかぶで,貴重なご教示の数々を頂戴している KAMEKOさんは,「本業で駄目な人が,トレードで起死回生を図ろうなんて笑ってしまう」というご見解をお持ちである。彼女のそうした言及を拝読する度に,私も「その蓋然性は高いだろう」と考えてきた。ただその根拠を,私自身は具体的に言語化できてはいなかった。


ところが昨日昼間,


小宮一慶,『報われない人の9つの習慣』青春出版社 2011


を読んでいて,はたとその根拠に思い至ったのである。


小宮氏は「他社や異業種に転職するのはリスクが高い」という見解を退け,「会社によって,業界によって,表面的な作業は違っていても,仕事が深くなればなるほど,本質は共通している」(p.160),「仕事の本質は大きく違いません。そこを勉強しておけば,どんな会社にも通用する」(p.161)と述べる。この「会社」を「投資」「トレーディング」に置き換えても,多分差し支えはないだろう。


その件では「仕事の本質」と要約しているが,適切な情報収集に基づく的確な判断力,その判断を形にしていく着実な行動力など,ビジネスを進めていくために必須の諸能力の総体を指していると考えられる。


例えば,一定レベルの技術を持つ登山家が,A山には登れるが,同様の難易度のB山は無理,ということはありえない。A山が無理なら,B山も無理。A山が可能なら,B山も可能。それが世の道理というものである。


昼間の仕事(本業)ができる人は,夜の仕事(株式投資)も上手くできる,その可能性は明らかに高い。少なくとも,昼間の仕事ができない人が,こと夜の仕事はできる可能性よりも。


ネット上とはいえ何度かコミュニケーションを重ねていくうちに,相手がどういう人物であるかはまあおおよそ見えてくる(場合が非常に多い)。ビジネスパーソンとしてトレーニングをほとんど受けたことのない主婦やフリーターが,小遣い銭稼ぎ程度の意識で,あるいは人生一発逆転の悲願をかけて(という発想自体で既に負け試合に入っていると私は思うのだが)株式投資を始め,程なく退場という例をいくつか見てきた。そのどちらにせよ,当然と言えば至極当然の展開だったと改めて思わざるを得ない。



http://www.amazon.co.jp/%E5%A0%B1%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%AE-%EF%BC%99%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%BF%92%E6%85%A3-%E9%9D%92%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B0%8F%E5%AE%AE-%E4%B8%80%E6%85%B6/dp/4413019342/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1332020659&sr=8-1

6件のコメントがあります
1~6件 / 全6件
kfjさん
☆kuma-nomiさん

コメント,ありがとうございます。

投資ではメンタル面が重要な役割を果たすのは周知の通りですが,では胆力を要さないビジネス,すなわち単純労働ではないホワイトカラーの実務はあるのか,ということです。

結局,どの,どんな山であれ,とにかく一つの山さえも登頂に成功していないのであれば,まるでお話しにならない,ということでしょう。
kuma-nomiさん

kfjさん,こんにちは。

 

>会社によって,業界によって,表面的な作業は違っていても,仕事が深くなればなるほど,本質は共通している」(p.160),「仕事の本質は大きく違いません。そこを勉強しておけば,どんな会社にも通用する」(p.161)

 

以前,大先輩から,同じようなことをアドバイスされたのを思い出しました。それは,「今の仕事を一生懸命頑張りなさい。そうやって1つの道を極めたら,分野は違っていても,地下水脈(本質)はつながっているから」というようなものでした。なるほどと考えさせられました。

 

>ある練達の個人投資家に,「投資に必要な能力的条件は何か?」と訪ねたところ,「数と論理でものを考えられること」と彼は答えました。

 

とても参考になるお言葉ですね。投資を通じて,数と論理で物事の本質を見抜くことができるようになれば,仕事をはじめ様々な場面でも応用できそうですね(^^)。

 

kfjさん
上記コメントを記していて,ふと思い出したことがあります。

ある練達の個人投資家に,「投資に必要な能力的条件は何か?」と訪ねたところ,「数と論理でものを考えられること」と彼は答えました。

その時々の諸要因に一時的に大きく左右されることがあるとはいえ,株価は根本的に数と論理で動いているから,というのがその根拠。

おおよそ正しい見解だと私も同意しています。
kfjさん
☆kattanさん,みやまな鉄砲長さん

それぞれに興味深いコメント,ありがとうございます。そうして異論を呈してくださると,新たな視角から再度考え直すことができて,たいへん有り難く思います。


> ネットで想像を膨らませるのは邪推に終わることもあります。^^

それはそうですね。実際に会って確かめないことには,最終的には分かりません。会ってもなお本当のところは容易には分からない,というのがさらに正確な事実かも知れません。

「嫁さんの性格? いまだによう分からん」と宣う,そろそろ50に手が届く知人男性がいます。(笑)

また,kattanさんご指摘の相場の特殊性,これについても今後折に触れ思いを巡らせてみます。ありがとうございました。 m(_._)m
こんにちはーkfjさん

わたしも仕事ができるから投資もできるというのは
ちょいと違うなーとおもいますわ~(笑)

本業をおろそかにして株式投資で挽回とおもうひとは論外だとおもいますが~

>ネット上とはいえ何度かコミュニケーションを重ねていくうちに,相手がどういう人物であるかはまあおおよそ見えてくる(場合が非常に多い)

(* ̄m ̄)プッ私は違うでしょうねぇ~
いつも会う人とは想像と違っていたといわれますしw

ネットで想像を膨らませるのは邪推に終わることもあります。^^

kattanさん

人間には得意不得意はあるもの。

わたしは一概にはそうと思いません。

 

特に取引行為は人間性を白紙にしなければ無理じゃないかな

というのが持論です。

なぜならば、大衆からお金を巻き上げるのは、人間性のある

行為ではないからです。要は「鉄仮面」な成る必要があります。

本業とは根本が違うと思います。

 

それよりなにより、誰でも評論家にはなれますが

「実績が確実にある」ことが信用性では一番だと思いますが。

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