大手化学メーカーの旭化成は、アメリカの医療機器メーカーをおよそ１８００億円で買収すると発表しました。
旭化成が買収するのは、アメリカ・マサチューセッツ州に本社を置く医療機器メーカーのゾール・メディカル社で、救命救急機器のＡＥＤ＝自動体外式除細動器に代表される除細動器の分野においてアメリカで高いシェアを持っています。
ＴＯＢ＝株式公開買い付けによる買収額は２２．１億ドル、日本円にしておよそ１８００億円で、旭化成がこれまでに行った企業買収としては過去最大です。
旭化成の藤原健嗣社長は会見で、「ヘルスケア分野の海外展開では海外の医療機関などとの関係が重要なため、今回の買収をてこに、ヘルスケア事業を拡大していきたい」と意気込みを語りました。
（12日18:44）
