ニュータイプ こうちゃんさんのブログ
貿易収支と円安
昨年の夏に端を発した欧州債務危機から7ヶ月。タイの洪水もあり日本企業のダメージは大きかったですね。特に家電メーカーの苦戦やエルピーダの会社更生法申請は驚きました。
貿易収支も毎月大幅な赤字ということもあり円安に振れていて日経平均は節目となる1万円を一時回復。しかし、順調に円安が進めば企業の業績も安定し日本の貿易収支も赤字幅が縮小される。
4月には株価は日経平均で10500円程に回復すると予想しています。しかし今年は中東情勢が不安定なので世界的な原油価格上昇が株価の上昇を阻むでしょう。
米国の戦略貯蔵原油の放出が実現すればいいが、米国も大統領予備選でゴタゴタしそう。議会も一枚岩ではない。米国も確か日本と同様に巨額な債務があるはずだ。昨夏には債務上限が引き上げられなんとか国の借金問題は落ち着いたが今後日米では増税が必要になってくる。
もっとも日本が貿易収支で大幅な赤字を出すと相対的に円が売られて円安になり日本株が上昇するなんて皮肉な結果だよね。
その通りです。円安が進んで日本の貿易収支が改善されて黒字化へ。夏から秋には再度円高傾向になると予測しています。もちろん株価も半年後ですが85円まで進んだ円安も貿易収支の改善により再度円高傾向へ。日経平均も1万円割れて9000円前後で調整局面かと・・・
今年は年明けから株高が期待されて米国の自動車産業の伸びに押されて好景気のように見えますが世界的に見れば中国の経済成長の鈍化と欧州安定化への取組みとで株価が元の水準へ戻っているに過ぎません。
自分は景気の判断を家電量販店である程度予測できると思っています。輸出産業の主力的な日本の家電メーカーは国内市場ですらどこも苦戦しており、液晶テレビなどは韓国メーカーの一人勝ちですよ。
ただし、実際に復興の需要の影響が金額ベースで企業の業績に反映されて目に見えるのは来年以降ですね今年は電線や道路舗装など東北は基本的な整備で終わるでしょ。日本も増税を控えて平成25年度は消費税8%を目前に戸建ての需要など増えそうですが。
んで通貨安になれば輸出利益が伸びていくから、貿易収支はまたトントンに戻るんじゃないかな。