AIJ投資顧問の2000億円に上る年金基金が消えた問題で、AIJに運用を委託していた年金基金の多くに旧社会保険庁や厚生労働省のOBが天下りしていたことが民主党のワーキングチームへの取材でわかりました。
AIJに運用を委託していた年金基金は、去年3月末で84に上りますが、民主党のワーキングチームによりますと、このうち多くの基金に対して旧社会保険庁や厚生労働省のOBが天下りしていたということです。
具体的な人数はわかっていませんが、天下りしたOB同士のつながりで、高い運用利回りを売り物にしていたAIJとの契約が広がった可能性もあるということで、年金行政を所管する厚労省への責任論が強まりそうです。(02日13:16)