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急上昇相場に対応するシステム

日経平均は大きな上昇を続け、2月末の時点で9,800円を超えようかという状況になっています。底値は11月でしたが、そこからしばらくは弱い動きが続き、1月の半ばから急激に上昇をし始めました。このため、各種のテクニカル指標はいずれも過熱、買われすぎの水準にあり、考えなしに買いのポジションをたてることは危険な状況となっています。
割安株投資、という言葉が市場に浸透し始めてしばらくたちますが、この言葉を聞いたことのある中級者以上のトレーダーであれば、高値づかみを警戒して高値を更新したタイミングでの買いはなかなか行いづらいのではないでしょうか。しかし、強く長いトレンドが出ているときには高値を更新したタイミングで買うべき時もあります。これは有名な「ブレイクアウト」という考え方で、システムトレードを志したことのある方であれば一度は耳にしたことがあるタートルズが使っていたことで有名になった投資手法です。はじめに考案したリチャード・ドンチャンの名前をとってドンチャン・ブレイクアウトシステムと呼ばれることもあります。
もちろんこれはただ上昇しているときに買いましょう、というものではなく、上昇中に意味のある高値を超えたら仕掛けましょう、という戦略です。株価には「出来高の厚い価格」や「心理的な節目」「トレンドライン」「移動平均線」といった様々な「意味」のある水準が存在します。どれを使うかは別として、ブレイクアウトシステムはいずれもこの意味のある価格を抜ければ上昇はしばらく続く、という考え方がベースにあり、手仕舞いの戦略もそれに基づいて決定されます。
さすがに底値から10%以上も上昇した今の日本株にこの戦略をすぐ使うことはお勧めできません。しかし、次の節目として意識される長期下落トレンドのレジスタンスラインは10,100円近辺にあり、ちょうど心理的な強い節目となる10,000円にほど近い水準です。テクニカル的な過熱感も広がってきている中で、ここを一気に抜けるという可能性は低そうですが、一旦調整した後に再び上昇してきたとき、このラインを上に抜けることができればこの後も強い上昇の動きが続くことが期待できます。
ただ、今の株価は様々な不安要素がある中で想定しにくい高値圏にあることは間違いなく、何らかのファンダメンタル的な弱気材料が発生すれば急激に下落してしまうことも考えられます。ブレイクアウトシステムはトレンドが続くことを前提としたシステムですので、もし今後の相場で使う場合には必ずストップの注文を用意しておくようにしましょう。
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