天皇陛下、「呼吸訓練」に取り組まれる

[arama-さん]

　手術から５日目。天皇陛下は「呼吸訓練」に取り組むなど、２３日も精力的にリハビリをされています。病室には誕生日を迎えた皇太子さまが、挨拶に訪れました。

　２３日午前、東大病院を訪れた皇太子さま。５２歳の誕生日を迎え、両陛下に挨拶をするためです。誕生日は、御所で両陛下に挨拶するのが恒例ですが、今年は病室での挨拶となりました。

　陛下は、順調に回復されていて、酸素を体内にスムーズに取り込むための「呼吸訓練」に取り組んだり、病室から出て廊下を歩くなど、計画通り、リハビリに励まれているということです。医師団はＸ線検査で手術後の心臓機能の様子などを調べ、注意深く経過観察を続けています。

　一方、宮内庁の羽毛田長官は陛下の手術後、初めての定例会見で「全快されるまで医師団には全力で治療にあたってもらわねばならない」などと述べ、今後の公務については「今まで以上に医学的知見を重視しながら、やっていかねばならない」との考えを示しました。

　また、お見舞いの記帳をした人は２２日までで６万６千人あまりに上っていますが、羽毛田長官は「心臓にメスが入るということに対して、多くの人々にご心配頂いたのでは」と述べました。

 

（23日16:29）