アサヒビールは、2月に新しいノンアルコールビールを発売するそうです。
国内全体ではこの3年で10倍にも増えたのに、アサヒは全体の2%ほどしかなく、大手4社で最下位となっており、新商品をきっかけに立て直そうとしているようです。
ビールは麦汁を発酵させてつくるため、各社はノンアルコールでも麦汁を使って味をつけてきたそうですが、アサヒが2月21日に発売する「ドライゼロ」は、水あめなどの糖類を中心に味つけしているそうです。
シェア25%程度に相当する年間300万ケース(1ケース大瓶20本換算)の販売をめざすそうです。
アサヒの推計では、2008年に年間約120万ケースの売れ行きだったノンアルコールビールの販売数は、2011年には1150万ケースにも増えたそうです。
サントリーは2011年に「オールフリー」を600万ケース近く売ったとみられ、キリンビールの「キリンフリー」と人気を分け合っているそうです。
また、サッポロビールも3月に発売した「プレミアムアルコールフリー」が好調で、目標の2倍の110万~120万ケースを売ったようです。
一方、アサヒが販売している「ダブルゼロ」は、生産拠点の福島工場が東日本大震災で被災したこともあり、26万ケースどまで、味わいでも、宣伝戦略でも後れを取ったとの反省から新商品を出すことになったようです。
ダブルゼロは、「アルコールゼロ」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」の3つのゼロの「オールフリー」にはかなわなかったようですね。
それにしても、アサヒのノンアルコールビールのシェアが2%ほどしかないとは知りませんでした。