最近ちょっと影が薄い、コンパクト デジカメ
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フォーカスや望遠など、画にこだわるなら、一眼レフタイプ。
とりあえず手軽さや携帯性を考えるなら、携帯のカメラ
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コンパクトタイプのデジカメは、板ばさみの状況と言っていい。
さらに日本市場ではそろそろ飽和状態で、あとは買い替え需要だろうか。
そう考えると、コンパクト デジカメの存在意義が問われてくる。
◆まずは携帯カメラとの争い
携帯のカメラと比べると何が秀でているかと言われれば、光学ズームだろう。
携帯カメラでも光学ズームを備えたものは存在するが、
主流ではないし、せいぜい2~3倍程度。
恐らく、
・携帯に光学ズームを付けるにはかさばり過ぎる
・コストがかかる
・電池を喰う
などが理由だろう。
と言う事は、光学ズームを柱に差別化を図ればよい。
もちろん、携帯カメラ側では高精細技術により
デジタルズームの際の劣化を少なくするなどの工夫がされており、
両者のせめぎ合いは続く。
◆続いて一眼レフタイプとの争い
一眼レフタイプとの争いだが、
これはハイスペックなら一眼レフタイプ、お手軽さならコンパクトタイプと分かりやすい。
ポケットにスポッと…って基準でも良いけど。
もちろん、コンパクトタイプでも結構ハイスペックを誇るものや、デカイやつもあるし、
一方の一眼レフのも、コンパクトタイプとほぼ同じサイズのやつもある。
「一眼レフタイプを買ったけど、レンズ変更が面倒で結局1つのレンズを付けっぱなしだ」
という声も聞くので、結局は手間暇かけてこだわれるか否かって話になる。
(好きな人は、レンズを変えるのが醍醐味って言っているしね。)
一眼レフは、レンズなどでコレクター魂に火がつくと、凄い事になるそうですね。
メーカー側のスタンスは、比較的分かりやすい。
一眼レフもコンパクトも両方売っているメーカーは、
『できれば一眼レフの方を買って欲しい』という思惑がある。
利幅が大きい事も理由として挙げられるけど、
交換レンズをはじめ色々なアクセサリーの追加購入が期待できるからだ。
なお、カメラ本体と交換レンズは各社規格が(あえて)ばらばらな為、
基本的にはA社の本体にはA社のレンズとなる。
(アナログ時代から同じ。だって、どれでも付けられたら、自社製品で囲い込みが出来ないからね!)
無論、例外もあり、
オリンパスとパナソニックは同じ規格を使っていたり
レンズ専用のメーカー(タムロンなど)は、それぞれの規格のレンズを売っていたりする。
一方のコンパクトタイプのものメーカーは、
なんとかコンパクトタイプでがんばっていきたいところ。
(と言っても、主要なところはカシオと富士フィルムの2社だけど)
戦略としては、
1.スペックで一眼レフタイプを追い上げる
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2.軽い、小さい、低価格などのお手ごろ感で勝負
の2つになるのではないだろうか。