新年早々、ユーロが下落。あっというまに、1.2720まで到達。一時、1.2700を割るも、再び、1.2700台に戻る。
おそらく、ユーロ圏の分裂は無いのではないかと考えているが、財政の統合もないと考えている。
なぜならば、もともと、政治というのは、税金の配分をすることが、第一の仕事であり、財政は、この税金の配分に、もし、税金で足りなければ、国債の発行により、必要なところに、予算を配分していくということにおいて、密接に関係しているからである(この税金の配分により、政治家は、自らの議席を確保している。京都が、共産党が強いのも、むかし、蜷川知事が、そのような、予算配分をしたからであるし、イタリアの淫行が、長期にわたり、大統領であり続けることができたのも、そのためである)。
さて、ユーロの下落は、今のところは、アメリカの経済指標の改善により、発生したと考えられる(ただし、ユーロの金融機関が、まずいことになっていることも関係していることを付け加える必要がある。イタリアのウニが、増資ができずに困っております)。
これは、アメリカの雇用統計が、大幅に上ぶれたのにもかかわらず、今までのように、ドルが売られず、逆に買われていることからも明らかである。
なぜかというと、かつて、ユーロが、一時、一ドル、0.88ユーロかな?あたりまで下落し、そののち、一ドル、1.48かな?ぐらいまで、上昇した。その時、市場関係者は、ユーロは、1.6ぐらいまで、上昇すると予想を立てていたのであるが、このとき、FRBは、金融引き締めを行い、一気にユーロは1.16まで下落したという、歴史的背景があるからである。
また、通貨供給量からしても、ユーロはまだ下がるのではないかと考えられるのではないか、ユーロ圏の金融関係者がユーロはまだ割高であるという発言があるが、これは、おそらく、通貨供給量からの発言ではないかと考えられる。ただし、米ドルは、キャッシュカードなどの、電子決済(電子決済といってもいいのであろうか?)の分があるので、ある程度は、割り引く必要がある(少し古いデータであるが、供給量から考えると、1.14あたりがユーロとドルとが、トントンになるところである。ただし、先にも、述べたが、電子決済分を除く必要がある)。
ちなみに、ドル円は、65円ぐらいらしい。
あと、ギリシャは、金融機関に対して、50パーセント以上の、借金の棒引きを求めている(まさに、平成の徳政令)。また、ギリシャの金持ちは、財産をギリシャのそとに持ち出しているとも言われている。将棋でたとえるのであれば、ギリシャは詰んでいるのである。今の状況は、勝負が終わったあとで、扇子であおぎながら、自らの差し手について、お互いの意見を交わしているところである。
どこまで落ちるかというと、このまま一気にとはならないかと思うが、おそらく、1.2200あたりまでの、ユーロの下落を考えている(注意。全く当てにはなりません)。
株式市場は、かつて吹いた銘柄、空売りたまっている銘柄が、買われている。あと大証銘柄などが、ときどき跳ね上がったりする。あのあほ株、新日本理化のつり上げに、失敗した。昭和65年が、あほなコメントをホームページに載せていることからも明らかである。
おそらく、次の資金が、うまい具合に入ってきていなのであろう(もちろん、やくざマネー)。まさしくあほである。日柄調整が、どうのこうのとわめく前に、さっさと株価を吹かせればいいだけである。弱気のコメントが出れば、仕手は終わりである。別の銘柄を吹かせても、すぐに、新規空売り禁止で、株価が踏み上げさせれないのである。
最近では、虹技がよい例である。その他の銘柄も、おそらく、監視されていると考えられる。
あと、大証銘柄の面白いところは、ひとつが上がると、同じ時間に、その他の銘柄も、いきなり、吹き上がるところである。
<為替相場>
ドル円 76.20~77.60
ユーロ円 95.20~99.80
ユーロドル 1.2520~1.2920
来週は、ECBとイングランド銀行との、金融政策発表があるので、少し動きそうである。少し、長く、ユーロの売り玉を引っ張ってみようと考えていたが、週末の持ち越しは、さすがに怖いので、一度ポジションを、手じまうことにした。
月曜は、祝日なので、動きが出にくいか、変な方向に動くかもしれないので、ユーロ時間まで待って、売りなおそうか、あるいは、ECBまで待って売りなおそうかと迷っているところである。ユーロポンドで、ユーロ買い、ポンド売りをしてもいいかなと考えている今日この頃である。
スイスは、国立銀行総裁の、アホの奥方が、例のあれをやってしまったのであるが、このまま、スイスフランが高くなるとは、考えにくい。逆に、金融政策の中枢部のスキャンダルなので、スイスフランが、じわじわ売られる可能性もあると考えている(おそらく、それに関係なく、1.2割れは、介入してくるのではないかと考えている。スイスの産業界は、スイスフラン安を望んでいるのであり、それと、スキャンダルは別物である)。ただし、1.2割れは、ユーロの底割れという奇跡が起こる可能性もあるので、スイスフランは、現在危険な状況である。
経済指標は、1月11日のアメリカのベージュブックの発表があるが、このあと、12日に、ECBである。
週の前半は、ユーロ圏の経済指標が続くので、木曜日まで、買い戻しが入る可能性も捨てきれないので、注意が必要と考えている。
週の最後の、アメリカの失業率があるので、ユーロは乱高下の恐れありである。
<株式市場>
日経平均 7850~8600
箱根八里は馬でも越すが、割るに割らない日経8000である。
逆日歩、ライト、大証仕手株。これでOK!
東電は、年末に、テレビで放映されていたが、おそらく、東電悪の印象を植え付けておいて、国有化に持ち込むだろうと考えていたが、予想通りである。支払額がでかすぎるのである。オリンパスは、昔の赤字であるが、東電は、これからの赤字である。さらに、賠償額が増えるかもしれないのである。
実は言うとウシ象、鬼瓦さんに指摘されてしまったのですが、去年、チャートの勉強をしようかと思ったのですが、あまりよい本がないので、しておりません(グランビルは、調べてみたところ、移動平均線の上下の奴ですね)。
ちなみに、正月休みは、
強い日本の強い円(日経プレミアム新書)
国家は破たんする(日経BP社)
あたりを読んだぐらいかな。
あとは為替と関係のない、
国税記者(講談社)
インテリジェンス 闇の戦争 イギリス情報部が見た「世界謀略」100年(講談社)
などを読んだくらいである。
国家は破たんする(日経BP社)はよい資料集である。今までに破たんした国のデータを集めたような本。論文集かな?一応、資料の出典などが、きっちりと書かれている。索引も充実している。
ちなみに、今日買った本は、
国マニア(ちくま文庫)ビアフラ共和国のことが書かれていた。
日本三大都市 幻の鉄道計画
日本三大都市 未完の鉄道路線 (講談社プラスアルファー文庫)
こんなところかな。
あと、少し書く必要のあるところもあるのですが、長くなるかもしれないので、ここでやめておきます。
アメリカ大統領選挙と、ダウ平均についてのこと。
「かーさん、今日の晩御飯は、ジャンガリアンハムスターだね!」
By ウシ象