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goodknight1987さんのブログ

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下振れ・・・

アメリカ債務削減の超党派合意不成立
中国のPMI低下
ドイツ連邦債入札の不調
イタリア国債利回りの上昇
などなど、危機の深化、景気下振れを予感させる出来事が続々と・・・

NYダウも200ドル以上の下げ
日経平均も8200円割れ
う~ん、やはりこの危機、根が深い
買い予想に固めたが、裏目か・・・

ヨーロッパ共同債の案がバローゾ委員長から出されたが、
当然のようにドイツは反対
そりゃ、ドイツは共同債より自前で調達した方が金利負担は少なくて済むからね
しかし、ECBの活用にも反対、共同債にも反対、じゃあ、どう危機を解決するの?
に確たる答えがなく、重債務国の緊縮財政等による自助努力を求めるのみ
解決策には程遠い・・・

とはいえ、「ドイツがイタリアやスペインの信用回復に責任を持つべきか?」
と言われれば、答えは「責任を持つ必要はない」
国として分かれている以上、財政の自主性があり、自主性がある以上、責任は各国が負う
ユーロという共通通貨については、ユーロ圏各国・ECBが責任を負うが、
国家債務についてはその限りではない
論理的に考えれば、その通りであり、反論しようがない

論理的に、と言えば、あとは「イタリア・スペインが救済対象となったとき、ユーロ圏は維持できるのか?」
「その時、ドイツは影響をどの程度受けるのか?」
ドイツの受ける影響【=資金の拠出額】が、
(1)イタリア・スペインを助けてデフォルトに持ち込まない方が安いのか?
(2)イタリア・スペインを助けず、デフォルトしようが無視した方が安いのか?
どちらをとるか? による
(1)を目指しながら、結局(2)が最大の出費
(1)を目指すなら完遂しなければならず、
(1)が出来ないのなら、(2)に徹するのが次善の策
自分が思うに、(2)の考えでドイツは動いているとしか思えない

IMFにしろ世界銀行にしろ、イタリア・スペイン2か国を救うのは大変
IMFは出資金の増額を要請してくるだろう
ここぞとばかりに中国が増額要請に応じ、出資比率の引き上げ【=発言権の増大】を狙う
日本はそこまで出資できず、出資比率2位の座を中国に譲る
まあ、2位も3位もダントツ1位のアメリカに勝てないので、意地を張っても仕方ない
「IMFに出資」と言っても、出資金が返還されるわけでもないし・・・

年末にかけて、さらに悪い知らせがありそうです
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