ポイント
ダウ平均株価は上昇したのですが、前日の大幅な下げからの反発としては力強さが見えません。日経平均株価への影響は限定的と見られます。8,530円の近辺での寄り付きを想定していますが、もう少し高めになるかもしれません。いずれにしても、大きなものではないと考えます。ザラバは重要な経済指標の発表はありません。決算が450社近くに達しますが、大部分は3時以降の発表になります。というわけで、ザラバも比較的に狭い値幅の中での上下にとどまると見ています。
米国マーケットを振り返る
週間ベースの新規失業保険申請件数や9月の貿易統計などの経済指標が予想よりも良い数字であったことから、高く始まったダウ平均株価でしたが、すぐに上げ幅を縮小しました。フランス国債の格下げという噂が流れたようですが、S&Pがそれを否定するとともに、イタリアの国債消化が順調で、利回りがわずかに低下したことから、再び上昇に転じました。しかし、1時過ぎから再び軟調な動きとなり、180.2ドル高まであったのですが、結局110.58ドル、0.94%で終えています。
ザラバの上昇局面は、ユーロ高に振れた局面とほぼ一致しており、欧州要因が押し上げたと見られます。
ユーロの上昇局面では、VIX指数の低下が目立ちました。投資家心理の改善が進んだことを示しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,530円の近辺か、もう少し高めのところが、今日の日経平均株価の寄り付きとなりそうです。
ザラバでは、多少円高方向に振れているドル円が上値を抑えそうです。
ユーロ円には大きな動きは見られ内容です。もっとも気は抜けませんが・・・
今日は、決算を除いて、目立った経済指標の発表は予定されていません。
基本的に、ダウ平均株価の上昇は欧州要因によるものであり、しかも単なる期待に過ぎないように見えるのが気になっています。
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