これまでの東証1部上場企業の決算発表を集計したところ、2012年3月期(通期)連結業績予想を下方修正した企業は101社に上ったそうです。
円高とタイの洪水による生産停滞の影響が広がり、通期の経常利益は2桁の減益となる見通しのようです。
1日までに2011年9月中間決算を開示した企業488社を対象に、4~6月期決算を終えた8月時点の予想値と比較した(金融を除く)結果、2012年3月期の連結経常利益予想の合計は、前期比15.8%減と8月時点の3.4%減から減益幅が拡大したようです。
今後も下方修正の動きが続くとみられ、マイナス幅はさらに大きくなるようです。
業績予想修正の主因は円高で、8月時点では1ドル=80円と見込んでいた想定為替レートを75~78円に見直し、輸出採算が悪化した企業が多いようです。
京セラや村田製作所など日本企業が強みを持っていた電子部品でも、収益が計画を大きく下回るようです。
日本の単独介入で、どれだけ効果が保てるでしょうね。