今回の為替介入の効果ついて、市場では、色々と議論されているようです。確かに安住財務相が「76円、77円台というのは我々にとって適正なレートではない」と言った、具体的なレベルに言及したことは、為替を管轄する通貨当局担当者として、望ましくない発言であったのは事実だと思います。そして、安住財務相発言を巡って、当局の通貨政策についてあれこれ思惑が生じているようです。例えば、ターゲットレベルを設けたのではないかとか、次に77円、76円台に下げる場面でまた介入をしてくるのかとか、さらには、介入手法についても憶測を生ん...