ポイント
ダウ平均株価の大幅な下落を映して、今日の日経平均株価も厳しいスタートになりそうです。8,885円の近辺での寄り付きを想定しています。欧州の情勢に対する不安心理が、ザラバの上値を抑えると考えています。軟調な展開を警戒して臨むつもりです。
米国マーケットを振り返る
ダウ平均株価は276.10ドル、2.26%の大幅下落で終えています。
スタート直後と2時過ぎからの下げの大きさが目を引きました。
スタート直後の下げを牽引したのは欧州情勢に対する懸念の高まり。2.77%と急落した英国(FTSE100)のマーケットがその様子を示唆しています。
2時過ぎからの下げも欧州情勢が背景にあると見られますが、大手金融会社MFグローバルの経営破たんもあって、市場心理が急激に悪化したようです。バンク・オブ・アメリカが7.07%下落したのですが、2時過ぎからの下げが顕著です。
VIX指数が22.14%の急騰となり、投資家心理の悪化を示していますが、2時過ぎから急上昇しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,885円を、今日の日経平均株価の寄り付きの一応のメドとしています。
ドル円は、前日の円売り介入後に多少円高方向に戻した後は、比較的に落ち着いた動きが続いています。ただし、予断は許さないようです。
今日は、日銀の政策決定会合議事要旨(10月6日、7日分)のほか、帝人、東ソー、NTTデータなど80社余りの決算発表が予定されています。
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