負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望51

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2011/10/31 - モウ山 ウシ象さんの株式ブログ。タイトル:「負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望51」 本文:ギリシャ国債、50パーセント減額で、ユーロが吹き上げる。銀行側に、メルケルの恫喝がさく裂、渋々、減額に応じる。サルコジは、われわれの対応が正しかったと発言。さて、?である。今回の処置は、おそらく、国債

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負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望51

ギリシャ国債、50パーセント減額で、ユーロが吹き上げる。銀行側に、メルケルの恫喝がさく裂、渋々、減額に応じる。
サルコジは、われわれの対応が正しかったと発言。
さて、?である。今回の処置は、おそらく、国債の信用を落とすことになるだろう。イタリヤの国債の入札が不調に終わったが、これがはじまりになるだろう。
ギリシャに、碌な調査もせず、貸し付けた銀行も、自業自得であるが、今回の処置は、あまりよい手ではなかったが、かといってよい手があるとも思えないというところか?
ユーロ圏首脳会議が終わったあとの、メルケル首相の一言。
「ギリシャは特別です。他の国の国債の減額は許されない」
ギリシャ国債が50パーセント減額されるのは、特別であったはずで、誰がメルケル首相の言葉を信じるであろうか?
株式市場も、面白いことになってきており、東電の次は、オリンパス。松下の為替差損による赤字決算。
日本企業は、想定為替レートを下げてくるはずなので、おそらく、これも、為替レートに影響を与えることになるだろう。
経団連の、政府に対する為替対策要求であるが、これもおかしな話で、為替を円安に誘導したとしても、日本企業が、日本円の買い方に回るので、道理に合わないことを要求しているように思えてしまうのであるが、これが矛盾というやつである。まずは、「先づ隗より始めよ」自らが、円売りすればどうですかと言いたいところであるが。これは言ってはいけないことなのかも。
<為替相場>
ドル円     75.20~76.80
ユーロ円    105.20~107.80
ユーロドル   1.3850~1.4250
材料テンコ盛り相場になると予想。
11月2~3日  FOMC
11月3日   ECB理事会
11月1日と3日には中国の重要指標
各国の重要指標も多く発表されるので、値動きが荒くなりそうである。
ユーロ安、ドル安か?
日本の財務相はあほなので、円高である。口三味線がずっと聴き続けると考えているようであるが、無駄である。
さらに、貿易交渉を、二国間から、多国間にルールを変えたいという、アメリカの思惑を考えると、ドルは安く誘導してくるであろう。
そうすれば、5年もすれば、日本の製造業は、全滅である。力のあるところは、外国に出ればよいが、日本企業の面白いところは、誰かが、ある国に出ていくと、そこに集中するところである。とくに、今回のタイの洪水は、よい例になったであろう。タイが良さそうとなれば、すべての企業がタイに出て行くのである。タイの場合は、親会社について、中小企業もかなり出て行っているはずなので、体力のないところは大変なことになるかも。つまり、報道以上の被害が出るかも。
話を元に戻して、ウシ象は、ユーロ売りをするつもりである。
月曜の日本時間で上がってくるようであれば売りたいが、ヨーロッパがどう動くかが、カギになるかも?
オリンパスで少し稼がしてもらったので、三段階に分けて売るか?

<株式相場>
日経平均   8800~9150
円高、赤字決算、下方修正のオンパレードになりそうである。ダウが上がっているので買う、ギリシャが落ちついたので買う、政府が介入しそうなので買うなど、いろいろな理由があるが、ここは、戻り売りかと考えている。しかし、企業が、想定為替レートを円高方向に修正してくることは見え見えなので、意外と底堅いと考えられる(島精機は、下方修正であったが、想定為替レートを、円高方向に見直しており、株が買われている)。
気になるのは、ヘッジファンドを規制するべしということが、世の中のコンセンサスになりつつあること、つまり、良くも悪くも、株でも、先物でも何でもそうであるが、値動きするから買われるのであって、値動きしないならだれも買わないということ。
つまり、売買が戻らないということである。
小型株が、まだ、割安であるが、おそらく、あまり買いが入らないのではと考えている。不思議なもので、割安な小型株ほど、信用買いが入っており、上値がかなり重そうである。

今日近所の本屋に行ったところ、あまりよい本が売っていなかった。
購入した本は以上
「代打人生論」川等幸三著
「読む人間」 大江健三郎著
二冊である。しかし、本屋にあまり買いたい本がない問うのも困りもので、ほとんどの本屋がこういった状況なのであろう。
どこの本屋でも同じような本しかない、仕方がないので、天王寺、梅田に行く。変わった本が欲しければ、専門書店に行くしかない。たとえば、東方書店のようなところにである。ただし、週末が休みなので、いけないのである。


それはさておき、この近所の本屋の悲しい状況である。
今週、北杜夫がみまかられたが、一応、ドクトルマンボウが置かれていたのであるが、北杜夫の本として、ドクトルマンボウなどは屁のようなもので、どうせ置くなら、岩波現代文庫の茂吉4部作(北杜夫は斎藤茂吉の実子であり、その視点から茂吉について書かれているのであるが、面白さ爆発である)を置いておくほうがよいと思うのであるが、しかしながら、これにはわけがあり、岩波の本は、確か買い取りであり、返品が効かないのである。
つまり、売れ残りが許されない本なのである。本屋は、書店から、本を買うのではなく、本を置いてもらっていると言えばよいか?つまり、本屋で、本が売れ残ったとしても、本屋が被るのでなく、出版社だったかな、取次だったかなが被ることになるのである。
本屋はリスクを取ってまで、そのような本を置こうとしないのである。また置いてあったとしてもなぜこれがという風な本しか置いていないのである。そして売れ残るのである。
岩波と同様に、藤原書店も返品に対して、否定的であるようであり、いまひとつ本屋に並ばない理由にもなっているのであろう(藤原書店の本は結構面白い。歴史が多いかな。アナール派の翻訳本が多いな。新しい歴史は、アナール派の概説書のような本である)。
小さな本屋は、返品ができないと、躊躇するのであるが、魚屋も果物屋も商店というところは、すべて、売れ残りというリスクを取って商売しているのである。本屋が、あまり儲かっていない理由はここにある。ブックオフ等、チェーン展開している古本屋に押されている理由もここにある。品ぞろえが、チェーン展開している古本屋まで劣ってしまっているのである(ブックオフが面白いのは、絶版本が置かれており、それがほとんど、100円コーナーに並んでいるところなのである)。
ウシ象も、新刊本やに行くよりも、ブックオフを一回りしたほうが、新しい発見(古い発見かも?)があって楽しいのである。
いっそうのこと、ほとんど売れない本や、かなり、ディープな本、たとえば、うちの本屋は、「平凡社の東洋文庫以外は置かね~んだよ。雑誌が欲しい奴は、よそに回りな」ぐらい頑固おやじが経営する本屋とかがあってもよさそうなのであるが全くない(ウシ象が知らないだけか)状況なのである。
一度、自らの書店に置かれている本をすべて読んでみて、ほんとうにおもしろいかを判断してみて、品物を置く必要があるかもしれないのではないだろうか(果物屋や魚屋は、腐ったミカンや腐った魚は置かない。そこの本屋のご主人に対する批判ではありません。以前のまずいラーメン屋に対しては批判であるが。つぶれたと思っていたのであるが、どうやら、まだ被害者を増産しているようである)。
そういえば、以前不思議なことに、スーパーのダイエーの中の本屋に、なぜか、澤田瑞穂大先生の「鬼趣談義 中国幽鬼の世界」という本が置かれており(ウシ象購入)、ウシ象は驚いてしまったことがあった。おそらく、新耳袋とかいう本や学校の怪談などがはやっていたので、怪談本の類と勘違いされたのではないかと思っているのであるが、澤田瑞穂大先生の「鬼趣談義 中国幽鬼の世界」という本は、どちらかといえば、研究書に近い性質をもったものです(確かに、中国の化け物を扱った本なので、ある意味怪談であるとはいえるかも)。

10件のコメントがあります
1~10件 / 全10件

さすがに、ユーロは豪ドルのようにはいきませんね。

もう少し下がってくれるかと思いましたが。

株が上がると、ユーロまで、つれ高しますね。

(退会済み)

さすがモウ山先生!!

むちゃんこ勉強になりますm(_ _)m

 

ギリシャからの他の豚への連鎖を具体的にイメージできていなかったのですが、

モウ山先生の分かり易い考察のおかげでやっとイメージが見えました。

有り難う御座います!m(_ _)m

 

欧州の国債の信用はガタ落ちになった気がしますので、

EFSFの拡大すら現状では諸刃の剣な気がしてきました!

ウシゾウの記憶確かならば、ドイツは、EFSFに出資する代わりに、ECBによる国債の買い入れに反対するということではなかったかと思います(まだ先かな)。

つまり、あまり、豚国債を買い入れてくれるなということでしょう。

ECBならば、イタリヤ国債、スペイン国債を、買う気さえあれば、無尽蔵に買うことができます。つまり、ユーロを増刷すればよいのではないでしょうか?その代わり、ユーロは暴落し、ハイパーインフレへの道へと突き進むことになります。

ギリシャ国債と、その他の豚国債とは、別です。

個別の国が、支払い能力がなければ、デフォルトになります。

ただ、ギリシャ国債が、無価値になり、その結果、欧州の金融機関が、破たんしそうになり、その結果、金融機関に、資本注入が必要になり、その金を工面するために、国債を振り出し、さらに、国債価格が下落。そして支払い不能になる。

このシナリオであるならば、ギリシャのデフォルトが、他の豚へと連鎖反応がおこる可能性はあります。

(退会済み)

なるほど!丁寧に教えてくださり有り難う御座います!!

モウ山先生の考察はいつもとても勉強になりますm(_ _)m

 

なるほど、欧州の銀行は相当にやばそうですね^^;

いつも質問ばかりしていてすみませんm(_ _)m

ECBでもイタリア債とスペイン債を買い支えるのは難しそうでしょうか?

ギリシャの国民投票で緊縮財政策が否決されれば、

豚達が10~30%程度のデフォルトをする可能性は高いでしょうか?

FOMCを待っていたのですが、寝てしまいました。鬼瓦さんの日記によると、QE3についての発言はなかったようですね。

その割には、ダウが170ほどあがっていますね。雇用統計のほうに反応したのかな?

 

まず、金融機関の破たんですが、この可能性は、大いにあります。

銀行が保有するソブリン債のうちイタリア国債が占める割合は、インテサ・サンパオロで約82%、ウクレディトでは53%。この2行以外の国内銀行では95%を上回る(ロイター抜粋。ロイターの記事によれば、まだ先とのこと。これは銀行ですが、ひょっとすると、銀行以外の金融機関のほうが、危ないかも)。

つまり、今回のギリシャ国債よりも、他の豚国債は安全とされているので、MFグローバルと同等の行為に走っている金融機関もあると考えたほうがよいでしょう。

 

イタリヤ、スペイン以外にもポルトガル、アイルランドもあり、売却しようとすれば、国債の下落を招き、結局は、みずからの資本を減価していることになります。フランスの格付け云々が、取りざたされており、銀行は、投資先がなくなるのではないかと考えています。結局、ドイツ国債に向かうのかな?

ユーロ共同債は、できるだけ、それら国債の、危険性をぼかすためのものでしょうね。

(退会済み)

公務員特別手当革命にわろてしまいました(笑)

 

ユーロ絡みは集まり後戻りを見て売るか、

戻れなければ1.3740あたりの値動きを注視しつつ、

エントリーのタイミングを計ってみようと思います。

 

ヘイ・ポール式、MFグローバル破産の分析分かり易くて勉強になります!

モウ山先生は、MFグローバルに続き、

近い将来に欧州債絡みの負債でファンドが破産する可能性を、

どのように見ておられますか?

 

「特別手当を拡充しろ!」

ギリシャ全土を火の海に包む革命は、ひとりの公務員の、この絶叫から始まった。

のちの歴史家は、この革命を、公務員特別手当革命と呼んだ!

 

まず、ギリシャのユーロからの脱退ですが、おそらくないでしょう。

今回、国民投票云々で、ユーロが売られ始めていますが、ユーロで、今回のギリシャ支援にかかわった面々が、集まり、何やら話し合うようです。

11月3日にギリシャ首相が合流するということなので、ここで、国民投票をやめさせる動きがあるのではと踏んでいます。

 

しかし、ギリシャ人は、相当、自己中心的な人間が多いようですね。援助してもらう国の人間が暴動をおこし、その国の人間は、税金を払わず、国家が破たん。破たんさせた国家が悪く、俺たちに責任はない。ある意味正しいことです。

 

今日のダウの下げは、FOMC前の揺さぶりかと勘ぐってしまうのですが、豚国債で、金融機関が吹っ飛び(ヘイ、ポール。ギリシャ問題も片がついたようだな、豚国債は明日から、音が吹きあがるぜ!なぜか、国債の価格が暴落。会社は倒産。まあ、先物の会社ということですから、下げるたびに、証拠金で買い支えたのでしょう。先物で飛んでしまう典型的な例です。馬鹿な奴らです)、まな板の上のコイが、大いに飛び跳ねてしまう、この現状。案外、今の金融市場の状況が、いまの世界経済の不安定な状況をあらわしているのかもしれませんね。

 

 

 

 

(退会済み)

なるほど!たしかにクーデターは逆効果ですね^^;

税金も払わない、賄賂大好きな愚か者達にはハイパーインフレしかないですね。

 

ギリシャはユーロ圏を離脱しない限り、財政再建は難しい気がするのですが、

ギリシャのハイパーインフレが現実になる可能性は高いでしょうか?

給料減らすな、税金を払いたくないと云って、暴動を起こす国ですから、おそらくクーデターは無理でしょう。

ある意味、クーデターは、悪いところから、暴力で、なんとか良いところに這い上がろうとする行為なので、ギリシャで、クーデターが起こり、それが成功すれば、金持ちはもっと税金を払わなくなり、公務員はもっと特別手当テンコ盛りということになってしまいます。

一番良いのは、ユーロから脱退させて、ハイパーインフレを経験させるのがよいのではないかと思います。そのうえで、みずからの進む方向が、はっきりとするのではないかと思います。

(退会済み)

なるほど、モウ山先生の考察はいつも勉強になりますm(_ _)m

 

イタリア債の入札が不調に終わった理由がかなり気になっていたのですが、

モウ山先生のコメントを読ませてもらい、合点がいきました。

今後はドイツと豚のスプレッドの差を注視してみようと思います。

 

メルケルさんが言うようにギリシャはある意味特別な国ですよね。

あと何回デフォルトすれば、賄賂漬けなギリシャのアホ政治家と、

税金を払わない超金持ちは更生するのでしょうか?^^;

クーデターでも起これば、さすがにギリシャも変わるでしょうか?

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