ポイント
ダウ平均株価が小幅に上げたことを映して、今日の日経平均株価も堅調気味なスタートになりそうです。8,690円の近辺を想定しています。ヤフー、ジャフコ、中外製薬など15社ほどの決算発表が予定されているほかに目立った国内要因が見当たらず、週末のEU・ユーロ圏首脳会議を前に、ザラバは小幅な変動にとどまると見て臨むつもりです。
米国マーケットを振り返る
ダウ平均株価は37.16ドル、0.32%の小幅高で終えています。
12時過ぎに、EU・ユーロ圏首脳会議が延期されるという情報が出回ったと見られ、マーケットが調整色を見せました。ユーロが売られ、ドル高に大きく振れました。
その後、ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領が予定通りの会議と、26日までに包括的な危機対応策の採択を示唆したことで落ち着きを取り戻しました。ギリシャ議会が追加的財政緊縮策を可決したことも市場に安堵感を与えたようです。VIX指数の動きが投資家心理の動きを鮮明に示しています。昼ごろにかけての不安の高まりが目を引きます。
動揺はすぐに鎮まりましたが、それにしてはダウ平均株価の戻りが小幅であったことが気になります。予断は許さないようです。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,690円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。日経先物の夜間取引ではすでに織り込まれています。
ドル円は小動きですが、米国で一時ドル高(円安)に振れた動きが目を引きます。ユーロが売られ、ドルと円が買われたのですが、円はドルに対しては下げています。
ザラバは、週末の欧州の展開を前に大きく動けないのではと見ています。
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