ギリシャは人口一千百万人、面積は日本の3分の1、天然資源は少なく土壌は痩せて農業には適さない
主な農作物はオリーブと綿、第二次産業はオリーブ油や繊維製品が主力
貿易は輸出入共にドイツとイタリアに偏重、次いでイギリス、フランスの順
実質GDPは1670億ユーロ(約17兆円)で日本のおよそ30分の1
6000もの島から成り(日本には6847の島があります)、気候は1年中殆ど晴れ(300日以上は快晴)
17箇所の世界遺産を初め古代文明遺跡や海洋リゾートなど豊富な観光資源を有する
あくまでド素人の夢物語ですが
ギリシャの再建には豊富な観光資源を活用する必要があると思います。
パルテノン神殿を競売に掛けろとまでは言いませんが
世界中の富豪を対象に風光明媚な島を売りに出す。
さらには豊富な観光資源と温暖な気候を生かし
リゾート開発を中心に外国資本を取り込んで
ギリシャ全土を一大テーマパークにするという構想はどうでしょう。
因みに2009年度の日本国内の遊園地や公園の入場者数は延べ1億8500万人に上ります。
比較してもあまり意味はありませんが、世界を相手にすればその市場規模は計り知れません。
これによって観光・ホテル・交通・飲食・旅行業・出版業界・その他流通業界等々に
膨大な雇用の機会が創造されることになります。
単なる経済支援は破綻の時期を遅らせるだけで決して根本的な解決にはなりません。
今のギリシャに求められることは、莫大な借金を返済しながら国家の財政を立て直すことです。
しかも財政再建は支出を減らすだけでは実現不可能です。
ギリシャは将来の富に繋がる再建策を早急に考え実行に移すべきではないでしょうか。
それにしてもユーロに加盟したことで国が破綻に直面しても通貨価値が下がらないという矛盾が生じ
結果的に国の財産である観光資源が有効活用出来ないというのは何とも皮肉な話ですね。