今日の日経平均株価は? 8月31日

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今日の日経平均株価は? 8月31日

ポイント

 米国株式市場が小幅に上昇したのですが、日経平均株価への恩恵は限定的と見られます。8,900円の近辺での寄り付きを想定しています。ザラバは方向感にかける展開になりそうです。

米国マーケットを振り返る

 ダウ平均株価は20.70ドル、0.18%の小幅な上昇で終えました。



 8月の消費者信頼感指数が44.5と、事前に予想された52.0を大幅に下回ったことから、ダウ平均株価は10時に90.82ドル安まで落ち込んだのですが、その後はS&P/ケース・シラー住宅価格指数が無難なものであったことに加えて、FOMCの8月9日分議事録要旨で、金融緩和政策に前向きな意見があったことが好感されて持ち直しました。ザラバの安値から高値まで200ドル以上上昇したことになります。

 0.85%上昇した百貨店メイシーズの株価の動きを見ると、消費者信頼感指数のショックから早々と回復した様子が示唆されています。



 住宅建設会社トール・ブラザーズが1.90%上昇。S&P/ケース・シラー住宅価格指数が懸念されたほど悪くなかった恩恵が見られます。



 2時を過ぎると、FOMCの議事録要旨で、QE3に対する期待が高まりました。

 ただし、VIX指数が終了にかけて急上昇しており、投資家のセンチメントが多少動揺を見せていることが示されており、注意を要します。



 今週に入って、個人消費支出の好調な動きや、ハリケーンの被害が予想より小さかったことなどの良いニュースで大きく上げたダウ平均株価ですが、消費者信頼感指数の弱い指標が出ても、金融緩和期待でさらに上昇するという状況は、マーケットが楽天的な方向に傾いているような気がしています。

 もしQE3の導入の可能性を評価するならば、強い経済指標やハリケーンでの被害の小ささはむしろ悪いニュースと考えなければ筋が通らない気がします。強い指標で上げ、弱い経済指標も気にせずさらに上げるという状況は、その後の大きな調整の前段階になるということが経験的には言えそうです。

今日の日経平均株価は?

 CMEの日経先物価格(円ベース)8,900円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。



 ドル円は多少円安方向に戻す様子を見せていますが、円高の基調に大きな変化はなさそうです。



 今日は、鉱工業生産動向の速報、新設住宅着工件数、毎月勤労統計など、7月の重要指標の発表が続きます。

 8月のシカゴPMI、7月の製造業受注、そして週末にかけての雇用関連指標の発表を控える米株先物の動きに注目を要します。

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