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米バークシャー、バンカメに50億ドル出資へ

[ニューヨーク/シャーロット 25日 ロイター] 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>は、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>に50億ドルを出資する。

【特集】世界経済展望

 バンカメが25日に発表した声明によると、同行はバークシャーに対し5万株の累積型の永久優先株を発行し、6%の年間配当金を支払う。バンカメは5%のプレミアムを支払うことでバークシャーから優先株を買い戻すことができる。

 バークシャーは、向こう10年間にバンカメの普通株7億株を1株当たり約7.14ドルで購入できるワラントも取得する。

 25日午前の米国株式市場で、バンカメ株は前日終値比25.8%高となる8.79ドルまで上昇。その後は7.8ドル近辺で推移した。

 バークシャーの株式を長年保有しているヘンリー・アームストロング・アソシエーツのジェームズ・アームストロング社長は、バークシャーの投資について、ワラントの取得が最もうまみがあると指摘。「バフェット氏は数年で投資の100%にあたる利益を回収できる」と述べた。

 バフェット氏とバンカメによると、24日朝にバフェット氏がバンカメに電話で投資を打診。バンカメは資本増強の必要はないとしていたものの、市場では同行は資本を調達する必要があるとの見方が広まっていた。

 イーガン・ジョーンズ・レーティングズのマネンジングプリンシパル、ショーン・イーガン氏は「今回の件で、銀行が市場の懸念を和らげるために追加的な資本調達の必要に迫られた場合、バフェット氏に連絡を取れば資本調達ができることが明らかになった」と述べた。

 バークシャーは以前にバンカメの株式を保有していたことがあるが、2010年第4・四半期に売却している。同四半期はバンカメの株価は平均12.24ドルで推移していた。 

 バンカメ株はこのところ、モーゲージ債に関連した問題や資本増強の必要性などをめぐる懸念から売り込まれていた。

 フィンガー・インタレスツのマネジング・パートナー、ジョン・フィンガー氏はバフェット氏の出資について、バンカメのバランスシートが健全であることをあらためて示すものであり、一部の投資家が恐らく抱いていた信頼性の欠如が和らぐだろうと指摘。「バンカメは市場での支持を必要としていたが、それを得た」と述べた。

 バークシャーは金融危機に見舞われていた2008年秋に米ゴールドマン・サックス<GS.N>に出資し、支援した経緯がある。ゴールドマンは今年に入ってからバークシャーから株式を買い戻すまで、10%の配当金を支払っていた。

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