今日は、私が住んでいる地元のことを書きたいと思います。
私の住んでいるところは、鹿児島市の南部谷山の山手です。
昔は、たぶんすぐそこに海岸があったのでしょうね。
今は埋め立てられて、海岸線は高いところに登らないと見えません。
裏側が山になっていますので、山と言っても今は造成されて団地になっているのですが
湧き水が出ています。
その一角に、波之平刀匠跡という史跡があります。
この辺りは昔、刀鍛冶が有ったと聞いていますし、史跡看板にも書いてあります。
書いてある内容は以下の文です。
「波之平刀匠跡」
大和の国の刀匠、橋口正国が平安時代末期、武の国薩摩に下り、谷山に住みついたのが波之平刀匠の始まりです。
妻子を迎えるため大和に向かう船旅で、暴風雨に遭遇、藁をもつかむ思いで自ら打った一刀を海中に投じたところ、荒れ狂っていた海が、嘘の様に静まりかえりました。
そこで正国は、波平(なみのひら)と名のり、晩年には波平行安とあらためたといわれています。
この波之平地区は砂鉄、木炭、焼刃渡しの水に恵まれ、刀剣づくりに適したことから、数多くの名工が生まれました。
中でも、一条天皇の御剣を打ったことで知られる初代行安、愛知県猿枝神社の国宝を打った2代目行安、3代目行安は、相州正宗と優劣つけがたいとまで言われ、名刀「笹貫」の名を残しました。
波之平刀剣は初代行安から64代、明治初期まで900年も続き、全国の刀剣史上、比類のないことといわれています。
歩いてみると歴史を感じます。
私の住んでる所の電停は「笹貫」という電停です。
こんなところからきていたんですね。^^
ここの水は、飲用できますので近くの人が水くみに来ている姿も見られます。