akinko.さんのブログ
円高の次は…
米国旅行で景気の悪さを実感したわけだけど
日本に帰り、聞こえてきたのは欧米の債務問題。
とはいえ、この日本だって借金大国であることに変わりはなく
おまけに震災以降は原発問題、電力供給力と課題は尽きない。
それでも円高?!
もう、ここまでくるとイジメですか??と聞きたくなりますよね。
バブルのとき、ロックフェラービルとかゴッホの絵とか欧米支配層の魂みたいなものを
下品に買い漁ってしまった仕返しかしらね…。
こんな意思が絡む円高であれば、
次は超のつく円安に追い込むに違いない。
そこで日本の企業や土地を欧米、中、露が束になって買い漁るんだ…。
な~んて、米国にいるとこんな被害妄想を真剣に考えてしまう。
時折、感じる有色人種への差別のせいかしら。
現実的にはリスク回避の傾向だけではなく日本側の要因も無視できない
今回の円高だけど、この円高はいずれにしても長く続かないように思う。
そのきっかけは、日本の債務問題だという人もいるけれど
私が危惧するのは資源高による通貨危機。
すでに金(GOLD)は1800ドルと史上最高値を更新している。
日本では円高の資源高で手持ちの金を売るメリットは少ない。
それでも日本からの金輸出量は大幅に増えている。
逆にG20に並ぶ主要各国は金の輸入を増やし続けている。
中国などは、現在、世界一の金の生産国でありながら輸入量もインドに次ぐ二位。
さらに備蓄量を増やすため生産国との連携を強化しているという。
これまでの数年は各国が自国通貨を安くしておくことに理があったのだけれど
資源価格が高騰を続ければおのずと食料も高騰するわけで
そうなれば、自国の通貨安を不利と感じる時代がくるはずだ。
そのとき、弱肉強食の原則から今度は円売りが止まらなくなる…
そんな日が迫っているように思えてならない。
実際、米国では、「海外へ行けない」「ガソリンが高くなった」と
ドル安を嘆く声を耳にした。
こうした内側の声が高まれば
歴代大統領が幾度となく発した「米国は強いドルを望む」発言が聞こえてきてもおかしくない。
本当に怖いのは「史上最高値の円高」より、
「一昔前の水準に戻る円安」ではないだろうか・・・
手持ちの金(GOLD)は、もう少し温めておこう。