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モノの本によれば、株価の動きは酔っぱらいの千鳥足と同じだということで、世の中には
チャートやテクニカル分析を批判する声も多くあります。いわく、
(1)過去の情報の反映ではあっても、未来は予測できない
(2)統計的あるいは理論的検証が不十分
(3)当たりもあればハズレもあるが、肯定派は当たりだけを取り上げている。
「ダマシ」がけっこう多い, 分析手法よっては売り買いのサインが逆に出ることも
(4)プロのトレーダーはテクニカル分析などは使わない、使ったらクビ
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→ホントか?
(5)したがって、テクニカル分析はオカルトだ(そこまで言う?)
とかとか。
で、アタシはどう考えるかというと、こんなとこですかね。
【批判的な部分】
・(1)~(3)は多分本当、過去から未来が分かるとは限らない(分かる場合も少しは
あるかもしれないが)
・昔と違い、NY市場や為替・要人発言など外的要因に左右されることが多く、トレンド
などすぐにひっくり返る(まあ、それを言ったらおしまいってとこですが)
・出来高や信用残も株価の行方には重要な要素のはずだが、それを取り入れている
オシレータがない(もしかしてあったらごめんなさい)
【肯定的な部分】
・チャートは見る,見ないと今の株価の位置が分からない
・外的要因が特になければという前提で、トレンドを知るには有用
今日までが上昇トレンドなら、明日も「多分」騰がるだろう、あるいはそろそろ
調整局面かも とか
→この程度だったら移動平均なんかを持ち出さなくてもよさそう
・出来高や信用残と合わせれば、相場の過熱感が分かる
・他の人(特に肯定派)の人の考えがある程度読める(かも)
移動平均でゴールデンクロスになったから、買う人がそろそろ出てきそう とか
→案外これがメリットなのかも, でも個人投資家の分だけでしょうね
デイトレとかスイングトレードの人はテクニカルを重視する人が多いだろうけど、長期
の人だったら気にしないでしょうね(それでも安く買える方がいいから、チャートくらい
は見るでしょうけど)。
数か月~半年程度の中期トレードの場合は、さてどうなんだろうか。
アタシ自身はというと、デイトレは才能がないのでやらないことにしたし、スイングも
タマたまにしかやらなくなり、中期か長期になってきてます。
今のところ、分析から出てくる売買サインはあまり信じていないのですが、上の
【肯定的な部分】のあたりでそこそこおつき合いってとこです。
でも、世の中には自動売買で利益を出している人もいるので、どの辺が真実なのかは
ナゾですね。
ま、素人の言うことなんで突っ込みどころ多数でしょうが、そこはご容赦。
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※写真は中央区の亀島橋より見たスカイツリーです(はるか遠くの方)