為替見通し
2011年06月18日
ギリシャ債務問題でユーロは1.45台半ばから1.40代後半まで大幅下落。ドル安の流れが変わったかのようだ。ストも地元で起こり、デフォルトが7月にも起き様としてるかの印象だった。そこで、独仏首脳会談が行われ、当面のデフォルトは回避された。それが昨晩に起きたが、そこから、今度はイタリアの格下げ方向の報道で一気に緊張。また不透明感は残った。来週の21日に行われる入札が一つのメドだろう。その前にギリシャの政局の安定と国内の合意が必要だろう。21日22日のFOMCがありそこでのオネダリ相場が来る可能性もあり、QE3がない場合の想定がなされているようなので、サプライズはないが、このままだと大統領選でオバマが負ける。
戦争中の大統領は負けたことがないため、おそらく有効な手段に出るだろう。日本株はこれ以上の下げは考えにくく、ドル円は80円でぴたりと止まる。ユーロ高に転換しての、株高も、中国経済の見通しが少し弱いものになるようだと、原油は下げて、株もさえないものになりそうだ。中国の利上げが特にありそうだと言う話が多いが、これだけ成長がへこんでくると、しにくいのだろう。(Y)
ドル円来週79.50~81.50円3ヶ月79.00~83.00円
ユーロドル来週1.4100~1.4350ドル、3ヶ月1.4000~1.5000ドル
ユーロ円来週113.50~116.00円、3ヶ月110.00~125.00円
Forex Weekly~ドル、円、ユーロの為替見通し掲載日:2011-06-18 発表元:三井住友銀行