どうしても合わない人というのは存在するものだ。
そりゃ、色々な環境で育ってきたからいろんな人がいるのが当たり前であって
当然価値観の違いもあるわけで…なんて話は聞き飽きた。
そういう人がいるのは仕方がない。
それが友人、知人ならまだいいのである。
年がら年中一緒にいるわけではないから、その時だけどうにかやり過ごせば
いいことだし。
そういう人とは義理母である。
二世帯住宅で、風呂、トイレ、台所、すべて分かれているとは言っても、
全くコミュニケーションを取らないわけにはいかない。
きっと、義理母が、例えば友人の母親だったとしたら「気さくでいい人だね~」
で済むだろう。
義理母は決して悪い人ではない。むしろ、世話好きでオープンな人だ。
ただ、私とは合わない。それだけ。
そんな人と一緒に住んでいるからタチが悪いのだ。
義理母は片付けがまるでできないとか、ごめんなさいが言えないとか、
なぜか台所でシャンプーするとか…。
書き出したらきりがないそういうことはとりあえず置いておいて。
とにかく、まるで考え方が逆なのだ。見事なまでに。
今日もそういう場面に遭遇して、久しぶりにあの嫌な気持ちを味わった。
こういうことを言うとこういう友人がいる。
『相手もそう思っているかもよ』
だったら、なんだっていうのだ。
相手はそう思っているかもしれないし、思っていないかもしれない。
どちらかはわからない。どう思おうとその人の自由だ。
つまり、相手が何をどう思っているかはこの際関係ない。
相手がどう思っているかわかったからといって何の解決にもならない。
要は、私はどうしたいのか。この一言に尽きる。
ささくれた気持ちをどうにかしたくて老子を手に取る。
共感できる言葉が所々あり、安心する。
少しは、落ち着いたかな。