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50代からは「減らさず殖やす」運用を
財活で1億円 50代~編(2)
公開日時
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2011/5/19 7:00
リタイア後の人生が現実味を帯びてくる50代以降は、どのように資産運用すればいいのだろうか。無理なリスクを取らずに、ハッピーリタイアを目指す方法をおカネのプロ3人に聞きました。
提案1 「下手な投資に手を出すな」徹底保守的プラン
ファイナンシャルプランナーとして長年、資産運用のアドバイスをしてきた野田真さんは自身も60代前半。その実感から50歳からの運用で大切なのは「必要ないことはしないこと」だという。
「もうかりそうだからとよく理解できない金融商品に投資するのは、おカネを減らすリスクを冒すこと。シンプルで分かりやすい運用を心がけて」と野田さん。
具体的には、普通預金と定期預貯金の元本保証コンビを「基本プラン」とする。「預金だけではインフレ/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E5E0E5E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX
に負けるとよくいわれるがウソ。インフレになれば預金金利も上がる。1955年以降、特殊事情の年を除けば、1年定期に預金し自動継続しておくだけで物価上昇に負けなかった」という。
■シンプルな商品だけ使う
もう少し金利が欲しいという人なら「基本プラン」に国内債券をプラス。より積極的に運用したいなら外国債券や金を加える。これからは新興国が成長するだろうと考える人なら、新興国株で運用するETFを加えてもいい。自分の性格や必要に合わせて、シンプルで低コストな商品を基本プランに上乗せしていく。いずれの場合も、商品内容や値動きの傾向を自分で納得できることは必須だ。
提案2 ゴールの近い50代!「10年間投資」のポイント
リタイア前にやっておくべきだったことは? 今回、月刊日経マネー編集部が行ったアンケートでリタイア済みの156人に聞いたところ、多かったのが「リーマン・ショック前の日本株の売却」という回答だ。
ファイナシャルプランナーの浅井秀一さんは、これをすごく有用なアドバイスだという。「運用期間が短い50代からは、下落相場で大きなダメージを受けたらリカバリーが難しい。『長期投資』は大切だが、すべてを『長期保有』(もちっぱなし)しては駄目」
長期保有してよいのは右肩上がりで成長する投資対象のみ。「残念ながら日本株は違う。少しずつ買っていき、景気のピーク時に売却するのが鉄則です」。
もちろん相場の先行きを見通すことは難しい。だから一度にどかんと投資しないこと、時間分散が50代からの運用でも大切だ。
さらに景気と金融商品の基本的な関係も頭に入れておこう。「例えば景気が良くなるときは何が有望なのか。株、債券、金、不動産の値動きの特徴を理解すれば、今は何を買い、売るべきかが見えてくる」と浅井さん。ただしどちらか一方ばかりに軸足を置き過ぎないことも大事だ。
■長期保有に向く新興国は
50代が長期保有できる投資対象として浅井さんが薦めるのは、新興国の高利回り/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE7E5E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX
債券。「通常、株が上がれば債券価格は下がるが、海外からの資金流入が続く新興国では、株高、通貨高、債券高のトリプル高がありうる」という。特にブラジル、インドは、人口に占める若年層の比率が高く、長期の経済成長が期待できる。株価も、すでに過去最高水準にまで回復している。
提案3 「1500万円が10年で2倍」マンション投資プラン
東京三菱銀行(現三菱東京UFJ 銀行)などでエコノミストを務め、現在は龍谷大学経済学部教授の竹中正治さん。「50代からの運用に無理は禁物。ただしそれなりの資産があるなら、合理的なリスクは取っていい」という。
例えば竹中さんが「株式投資よりハラハラしない運用」と考えるのが中古マンション投資。家賃収入は空室にならなければ確実で、住宅の家賃相場は景気の変動に関わらず比較的安定している。運用資産が1500万円あれば、投資用不動産を中核に10年後に資産2倍を目指す運用も可能という。
■利回り6%台の物件を探す
竹中さん提案のプランを具体的に説明しよう(下)。運用資産1500万円の4割、600万円を自己資金に2000万円の中古マンションを購入。目標とする運用利回りは年6%台で、例えばこの場合なら年間家賃130万円。「現在の市況なら、じっくり探せば見つかる条件」(竹中さん)という。
不足の1400万円は10年のローンを銀行で組むが、超低金利なので「やや高めに見積もっても金利は年3%程度」(竹中さん)。年間30万円程度、返済額が家賃収入を上回る。物件評価額が年平均1.5%ずつ下がるとして10年後の純資産価値は約1720万円。年130万円の家賃付きだ。
残りの運用資金は、2割ずつ新興国株ETF、J-REIT、定期預金に振り分ける。新興国株ETFの期待利回りを過去8年の実績をもとに年約11%として試算すると、10年後の期待純資産額は合計3325万円となる。
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