この夏の電力不足に備えて、大手電機メーカーの間では、夜間に電気を蓄えて停電時には非常用電源として電化製品を動かすことができる家庭用蓄電池の発売を、予定より早める動きが広がっています。
家庭用蓄電池は、住宅のコンセントから充電ができるため、電力の供給に余裕のある夜間に電気を蓄えれば、停電した際や電力使用のピークとなる昼間も電源として利用することができます。家庭用蓄電池について、「東芝」は、当初、来年度に発売する予定でしたが、電力不足が予想される夏場に間に合わせるため、6月に発売を前倒しすることになりました。この蓄電池は、新潟県内の工場で生産している自動車向けの製品を家庭用に活用するもので、電気の容量が1キロワットアワーの製品ですと、中型の冷蔵庫であれば10時間ほど冷やすことができるということです。また、「パナソニック」も、今年度中に発売する予定だった家庭用蓄電池を、この夏までに発売することを決め、パソコン用のリチウムイオン電池を利用した家庭用蓄電池の開発を急ぐことにしています。蓄電池は、これまで工場や店舗など業務用の製品がほとんどでしたが、一部の家電量販店が家庭用蓄電池の取り扱いを始めるなど、電力不足をきっかけに一般家庭でも利用が広がりそうです。
by NHK
178万円 東京人は買うのかな
私はいらないな
暑いのかな