為替見通し
2011年03月26日
原発事故の大幅上昇から円高も戻し、81円台になったが、輸出も低迷することから今後金利の先高感のある、ユーロが先導し、ドル円もさらに円安になってくると見る。日銀の円の供給によりその円安はさらに進みやすくなるか?協調介入も今度は円安ストップに用いられる可能性も出てきたようだ。原油やLNGを買うのにも円安はきついという人もいる。(Y)
大和住銀投信投資顧問 震災後のドル円レート展望 投資戦略部長 門司 総一郎
ストラテジスト 柏崎 吉康
http://www.daiwasbi.co.jp/column/strategist/112/index03.html
為替レートの短期的な動きは金利差や投資家のリスク選好度に左右されますが、低金利にもかかわらず円が対ドルで高値を更新したことを考えると、長期的には経常収支の影響も無視できないと思われます。既に円高対策などの理由による製造拠点の海外移転によって貿易黒字は縮小傾向にありますが、今回の震災をきっかけにこれが一段と進めば、長期的なトレンドが円高から円安に転換する可能性が出てくることには注意が必要と考えています。
Forex Weekly~ドル、円、ユーロの為替見通し、トピックス「大震災・原発事故の影響を考える」
掲載日:2011-03-26 発表元:三井住友銀行
ユーロの上昇や株価の上昇で、今週の81円での膠着から抜け出して円安に向かうか?
予想
ドル円:来週80.50~82.50円、3ヵ月後80.00~85.00円
ユーロ円:来週114.00~116.00円、3ヶ月後110.00~120.00円