昨日、NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第4回 開戦・リーダーたちの迷走」が放映されました。
詳細な史実を積み重ね、全員が戦争をしても勝ち目がない、戦争を回避したいとの思いがありながら開戦へと突き進む様子が、詳しく紹介されていました。
集団での意思決定がこんなにも恐ろしいものか、と改めて認識させられました。
しかしこれは過去の話とは言えないのではないかと思います。
あと何年かしたら、「日本はなぜ国債の暴落へと向かったのか」みたいな番組が作られないか心配です。
・迷走し、意思決定できない主導者たち
・回避策を実施するための多くの障害
・こうなれば上手くいく的な、根拠なき楽観論の蔓延
・いままで大丈夫だったから、これからも大丈夫的な楽観
・現実に対する、客観的な調査の欠如
すべて太平洋戦争開戦時の状況と酷似しております。