化学大手６社の2010年４～12月期連結決算が出そろい、全社が増収を達成、営業利益も黒字転換した三井化学を除く５社が大幅増益となったそうです。
新興国を中心に自動車や家電製品向けの化学品需要が増加し、タイトな需給状況を追い風に、販売価格と仕入れ値の差が拡大したことも収益を押し上げたようです。
三菱ケミカルホールディングスは昨年９月に完全子会社となった合繊大手の三菱レイヨン、住友化学はサウジアラビアの石油精製・石化施設「ペトロ・ラービグ」の本格稼働がそれぞれ収益拡大に寄与したようです。
三井化学は樹脂原料などの好調により、前年同期に149億円の赤字だった営業損益が268億円の黒字に転換したとのことです。
今回の決算を見ると、どの業界も好調なところが多いですね。
