大相撲の八百長で容疑者が証拠になりそうなメールを消した筈なのに何故それがって疑問に答える記事が新聞にありましたのでUPしておきますね。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011020402000176.html
”大相撲の八百長問題は、警視庁が野球賭博事件で押収した力士たちの携帯電話に残っていたメールから発覚した。勝ち星の売買や金銭のやりとりをうかがわせるメールは、やましさを感じた力士たちが削除したはず。それが、捜査の一環で明瞭に復元された。どうして復元できたのだろうか。
携帯電話のメールを使うとき、電話機の中で何が起きているか、意識している利用者はいないだろう。通信事業者や情報セキュリティーの専門家によると、面倒くさそうな変換処理がされている。
やりとりしたメールは、電子データに目次のようなものが付けられ、電話機本体の記憶装置(メモリー)に保存される。
メールを読むときは、電話機のメール機能(ソフト)が目次を手掛かりにデータを呼び出し、メールだと分かる形に変換。利用者はそれを読んでいる。
メール削除の操作をすると、図の通りデータそのものを削除するのではなく、データの目次だけを削除している。
目次がなくなったので、ソフトはデータを呼び出せず、利用者はあたかもメールが完全に消えた感覚になるわけだ。
しかし、データそのものは送受信先や文面も含め、宙に浮いた形で残っている。
このため、削除済みであっても捜査機関が本体を解析すれば、メールの復元は可能だ。復元するためのソフトも、捜査機関向けに開発されている。
電話機メーカーの広報担当者は「機種によって違いはあるが、メールを削除する操作をしても、データは圧縮された形で、メモリーのどこかに残っているのが普通」とした。
メモリー残量を超える大量のメール送受信などをすると、削除分はもちろん、古いメールが消えることも。この場合は、データが上書きされるため復元は困難。
本体だけでなく電話会社のサーバーにもメールを残している社もある。機種を変更しても、サーバーにメールが残っている間に捜査機関が裁判所の許可を得て差し押さえれば、メールを入手できる。
サーバーにメールを三十日間保存し、電話本体で誤って削除した利用者向けに、復元できるサービスをしている電話会社もある。”
…こうなって来ると本体は警察に押収されるまえに壊しておくしか無いですね。(苦笑)
もっとも、それすら電話会社のサーバーにメールが残っていたら無理ですが。
まぁオチとしては悪事は行わない方が良いよって事で…(苦笑)