本堂改築と檀家の立場
2011年01月31日
お寺さんから本堂改築に当たって、お願いが来た。多くのお寺が戦後直ぐに新しく建てたものの、65年経ち、そろそろ改築のとこが多くなってきました。地震による倒壊を免れたり、するためには必要なことでしょう。さて、色々調べると、総代が100万単位で出して、「名前を残したい人は50万、最低でも20~30万は出してほしい。」とのことです。これがおおむね相場のようです。さて、250万出してくれというお寺もあったようです。実際に1億や2億は必要でしょう。そうなると一人当たり割ると、250万になるのでしょうが、普通は2~3分の1の負担を檀家がして、和尚さんがその他を出すのでしょう。お寺がこのため、幼稚園や駐車場をやっているのもうなずけます。お寺は誰のものかといえば、文化財でもあり、和尚さんと檀家のものです。その先祖の歴史も途絶えてしまいます。戸籍ができる前の日本の歴史でもあります。2000年近い日本の人の歴史がそこにはあるようです。それを、みんなが最低でも20~30万出して守るのは当たり前でしょう。実際にお寺から出て行こうとすると、100万ぐらいいるようです。墓石や何かを持ち出したりする費用です。実際100万請求されたら仕方ないと思ってしまいますが、そこは相談して、お寺さんに少し安くしてもらうお話が必要でしょうね。70年に一度のことでもあり、できるだけ快く引き受けるのがお互いいいのでしょう。文化と歴史と先祖を守る日本でありたいです。