■「既設店」好調で延滞債権の影響は下回る
ユニー が29日に発表した第3四半期決算(2月21日~11月20日)で、2月通期の業績予想を増額修正。「既設店」の売上高見込みが予想を上回る見通しとして、予想営業利益は従来の275億円から303億円(前期実績は約211億円)とした。
発表では、単体ベースで9月以降の売上げが好調に推移し、9~11月の既設店の売上高は前年同期の101.3%となった。2月通期の既設店の売上高予想も、前回発表時の97.4%から99.0%に上向く見込みとした。また、グループ事業では、貸金業法の改正による延滞債権の増加予想がほぼ横ばいにとどまる状態で推移しているとした。
■戻り高値回復の期待
増額修正後の経常利益は126億円(同52億円)、予想1株利益は18円71銭(同1円19銭)。1株純資産から見た株価水準のPBRは0.7倍前後で割安感。
29日の株価は反発となり、終値は803円(17円高)。午後812円(26円高)まで上げた。好業績を先回りする買いが入った様子。調整一巡から出直る兆しをみせ、約4カ月に渡る戻り相場でつけた戻り高値825円(12月14日)回復が意識される動きとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/2