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【第一三共】抗血栓剤を成長ドライバーに

抗血栓剤を成長ドライバーに

<特許切れ対応策として新製品開発を急ぐ>
主力製品の抗菌剤レボフロキサシンと高脂血症治療剤プラバスタチンがジェネリック医薬品の侵食により大幅減収となっているため新たな成長ドライバーを必要としている。(1)抗血小板剤プラスグレル(急性冠症候群、脳梗塞などの治療剤)、(2)抗凝固剤エドキサバン(静脈血栓閉塞症、心房細動に伴う脳梗塞などの治療剤)、(3)ARQ197(非小細胞肺癌治療剤)などの抗癌剤、(4)独メルツ社から導入したメマンチン(アルツハイマー治療剤)などが期待されているが、いずれも売上が本格化するのは相当先となりそうだ。その間のつなぎとして高血圧症治療剤オルメサルタンの伸長と08年に買収したランバクシー社の業績回復は不可欠となろう。
<株価は短期的には上昇の余地>
株価は10年3月の安値(1,500円)からは脱出したもののランバクシー社買収前の株価の約6割の水準である。短期的にはランバクシー社の業績が回復途上にあるため上昇の余地を残しているが、中期的には上記新製品の成否に依存しよう。結論として業績はオルメサルタン、プラスグレル、メマンチンが既存薬の落込みを補完することで1桁台前半の増収は可能と見るが、利益は研究開発費の増加と原価高により伸び悩むと予想する。従って株価は中期的に緩やかな上昇に止まり上値はせいぜい現水準の3割増し程度と予想する。(森田 青平)

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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