長期投資のコツ

[坂本彰さん]

人の価値観というのは時間とともに変わるもの
ですが、投資に関しては、すぐに変わります。

成長率の高い有望銘柄、将来性のある銘柄を
見つけると購入したくなるのは心情です。

「これはすごい銘柄を見つけたたぞ！成長率も高いし
今なら割安だ。早く買わないと乗り遅れる」

気が焦って、翌日にはもう購入してしまいます。

ですが、自分の願っていたことに反して株価が
下がりだすと、昨日まで描いていたストーリー
など忘れ、売り逃げしたくなる衝動に駆られます。

「チクショー！損した。買うんじゃなかった」

というサイクルが数日のうちに起こってしまう
のはよくあることです。

それを次の糧につなげればよいのですが、銘柄選びの
基準がコロコロ変わっていては長続きできません。

こうなると、根拠のない取引だらけになり、
儲かるのは証券会社だけになってしまいます。

株を売買する時には、買う理由、売る理由を自分の
中ではっきり決めてから行動することが大切です。

ちゃんと文字で書けるような理由がない場合
行動する前に、冷静に考えてみましょう。

「ただ何となく～」ではダメですし「これは絶対大丈夫」
という過信も要注意です。

利益が過去3年、10％以上のペースで増えているのに
株価は数年間動いていない。

ＰＥＲは今6倍台なので、割安の今買っておけば数年後に
少なくとも株価は1.5倍にはなっている。

市況が良くなれば、さらに株価は上がりそうだ。

など、具体的に数字で理由が書けるようになれば
その銘柄について研究しているといえます。

これならストーリー通りいけば良い結果になりますし
例えそれが当たらなかったとしても、損切りするのか
買い増しするか判断しやすいです。

http://saig.livedoor.biz/archives/1975322.html

「今回のブログ記事、参考になったよ」と言う場合には
ブログランキングボタンをクリックしていただけると
助かります。