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【大日本住友製薬】ルラシドンのFDA承認で米国展開に目処

ルラシドンのFDA承認で米国展開に目処

<ルラシドン発売の意義は大きい>
米国で開発を進めてきた統合失調症治療剤ルラシドンの成否と09年に約2,300億円を投じて買収したセプラコール社(現サノビオン社)の動向が焦点だが、前者は10年10月に米FDA(食品医薬品局)承認を取得、後者は計画通りの実績だ。サノビオン社はルラシドンの販路としても活用できそうだ。国内事業が主力製品の特許満了などにより低迷している中、同剤発売の意義は大きい。株価はこれを受けて底堅い動きとなろうが、上昇トレンドに転ずるのは時期尚早と考える。
<サノビアン社の諸償却が営業利益を圧迫>
11/3期2Q累計(4-9月)は前年同期比42.6%増収、21.0%営業減益となった。日本の医薬事業は0.7%減収、6.1%営業減益に止まったが、サノビオン社の連結はサノビオン社営業利益(160億円)を上回る諸償却(のれん、特許権の償却など192億円)を計上したため32億円の営業減益要因となった。
<株価は概ね妥当な水準と考える>
TIWは09年秋より国内事業の低迷を予想し株価はややネガティブの評価をしてきたが、ルラシドンのFDA承認を受け、概ね妥当な水準に戻したと考える。しかし、(1)同剤の業績面での本格貢献は数年先、(2)サノビオン社の主力製品の特許期間はそれ程長くはない、(3)サノビアン社の連結によりキャッシュ・インカムは増加するが、バリュエーションのベースとなる諸償却後の利益水準は低い、などのためポジティブな評価には今一歩至っていない。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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