ジャスダックとヘラクレスが統合し、新「ジャスダック」市場が発足して19日で1週間が過ぎましたが、円高や景気の先行き懸念などを背景に株価や売買高は勢いに欠け、順調な滑り出しとは言えない状況のようです。
上場全銘柄の時価総額から算出するジャスダック指数の19日終値は47.46と、統合初日の12日終値を0.36ポイント下回っています。
新市場開設に合わせて新規上場した雑貨製造・販売のトランザクションの株価は、初値が1295円と公募価格(1400円)を下回り、その後も下落し、19日終値は821円で、12日の初値を36.6%も下回り、新ジャスダックの低迷ぶりを象徴しているようです。
売買高は、統合後に最も多かった15日(3533万株)でも、統合前の9月の1日平均(4171万株、2市場の合算)を15%超も下回り、売買代金も統合直前の8日の水準(164億円、同)を下回って推移、19日は144億円と8日より12%も少なかったそうです。
定着するまで時間がかかりそうですね。
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