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12/14 激動する医療業界

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【取引銘柄】
(買)第一三共 100株 3,500円
【ポートフォリオ】
・アステラス製薬 100株 4,760→4,980円 +20,000円
・第一三共 100株 3,500→3,530円 +1,000円
 
戦略 (アス)目標5,100~5,200円、(第一)目標3,700~3,800円
買い玉 83万円 余力 82万円
総資産 521,000円(含み益+21,000円)(10万円増資)
 
ダウ平均は1万3500ドル、日経平均は1万5500円をめぐる攻防ですね。
ここに来て為替相場が急激に買い戻され、1ドル113円台を回復していることで、安定してきたようです。
ただ、一度は1バレル87ドル台まで下落した原油価格が、再び92ドル台まで伸びてきていることは要注意ですね。
原油価格が天井を打たなければ、ガソリンや商品価格の値上げが止まりませんし、インフレ懸念も生じてしまいます。
 
さて、今日は第一三共に参戦してみました。
テルモが買いたいのは山々なのですが、さすがに株価6,000円前後は割高すぎると判断しました。
割安度で言えば武田薬品が未だに暴落圏で、明らかに割安ですが、どうにも食指は伸びませんでした。
 
第一三共は、アステラスの好敵手であり、成長ドライバー不足に苦しむアステラスと武田薬品を尻目に、成長著しい血圧降下剤「オルメテック」と、期待の抗血小板剤「プラスグレル」を武器として、いち早く「2010年問題」を解決しています。 
武田薬品、アステラス、第一三共の中で、今後10年間でどこが一番成長するかと聞かれれば、おそらく第一三共でしょう。
その成長性が評価され、外国証券各社は医薬品大手のうち第一三共のみを、軒並み「アウトパフォーム」扱いにしています。
 
第一三共の中期計画では、2009年度に売上9600億円、営業利益2400億円、1株益2倍以上、ROE10%以上、DOE5%以上。また、2015年度に売上1兆5000億円、営業利益3750億円を目標としています。
◇発表資料
http://www.daiichisankyo.co.jp/ir/plan/index.html

 
アステラスの中期計画では、2010年度に売上1兆600億円、営業利益2800億円、ROE18%、DOE8%を目標としています。
◇発表資料
http://www.astellas.com/jp/ir/library/pdf/mtp2010_j_061004.pdf

 
どちらがより魅力的かと聞かれれば、言うまでもないでしょう。
アステラスももっと魅力的な中期計画を示して欲しい所です。
 
また、こちらの「記事」
にも書きましたが、
医薬品大手の主力薬の特許が相次いで切れる「2010年問題」だけでなく、抗体医薬や再生医療、遺伝子治療などのバイオテクノロジーの急速な発展によって、医療業界は未曾有の変革期に入っています。
 
先日も京都大などのチームが、人間の皮膚細胞から万能細胞「iPS細胞」の創出に成功しましたが、
本日、大阪大学の教授が「重症の心筋症の患者に、太股の筋肉細胞を培養して作った心筋シートを使用して、心筋の再生に成功した」とのニュースが飛び込んできました。
 
◇日経ネットの記事
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071214AT1G1402Q14122007.html

 
この再生医療による心筋の回復が浸透すれば、テルモが何十年もかけて開発した新型の補助人工心臓「デュラハート」も、必要なくなってしまう可能性があります。
このようなことが重なるようだと、社運に関わる事態になってくる気がします。
医療業界では1つの新薬・高度医療機器を作るのに10年以上の年月と多額の研究費を費やしますが、その10年という期間の間に、バイオテクノロジーの急速な発展によって、対象となる疾患がバイオの力で解決されてしまう、という状況も考えられます。
もちろん、患者にとっては素晴らしい福音となりますが、医療企業にとっては死活問題になってきます。
 
コンピュータの世界で10年と言えば、Windows98がWindowsVistaへと変わるほどの激変がありますが、それと同じことが、医療業界にも起こりつつあるように感じます。
この未曾有の変化の中で、「10年後を見通した戦略」に長けた医療企業が生き残ることになるでしょうね。
 
アステラスは420億円をかけて抗体医薬ベンチャーのアジェンシスを買収し、
エーザイは利益剰余金の大半となる4350億円をかけて抗ガン領域のMGIファーマを買収しました。
武田薬品は遺伝子ベンチャーのパラダイム・セラピューティックを買収し、
第一三共は、日本初の遺伝子治療薬の実用化となるHGFプラスミドのアンジェスMGと販売契約を結んでいます。
このうち、どれだけが承認・販売にこぎつけ、また、バイオの発展と競争激化の波に耐えて、実績を残すことができるのか。
5年後、10年後にならないと、分かりませんね。
今の状況は、まさに、当たれば一攫千金、外れれば凋落必至、という感じですね。
 
 
「10年後には、糖尿病もエイズもインフルエンザもなくなるのかな~」




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