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為替介入は長期戦覚悟 限度額は40兆円…枠拡大の声も

 現状の予算から逆算すると限度額はって事らしいです。
 http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100916/fnc1009162134026-n1.htm
 ”大規模な為替介入で急速な円高にひとまず歯止めをかけた政府・日銀だが、今後も断続的に介入を行う姿勢を崩していない。通貨当局は16日も「必要に応じて介入を続ける」(財務省幹部)として「警戒モード」を解除せず、あわただしい動きが続いた。ただ、今回は単独介入で使える資金は限られているため、円高圧力を抑え続けられる確証はない。当局と海千山千の投機筋との戦いは“いたちごっこ”も予想され、長期化の様相を呈している。

 「円の急激な変動は決して許さない。今後も必要な時には断固たる措置を取ると改めて申し上げたい」

 菅直人首相は同日、都内での日本商工会議所の総会でこう述べ、追加介入も辞さない考えを示した。

 政府・日銀は15日から日米欧の外国為替市場で円売り介入を続け、介入総額は過去最大の2兆円規模に達した。しかも、一度に大規模な介入を行うのではなく、断続的に介入を行ってじわりじわりと円高に誘導する手法を用いた。

 これが奏功したのか、16日の東京外為市場では「次の介入」への警戒感が広がり、当局と投機筋との神経戦が続いた。相場も小動きで「明らかに昨日のざわつきとは違う」(為替ディーラー)展開となった。

 市場の関心は、政府・日銀がいつまで介入を続けるかだ。カギは国債の一種である「政府短期証券」の発行限度額が平成22年度予算で145兆円に設定されたことにある。

 政府短期証券は政府が円売り介入を実施する際に市場から円を調達するために発行するもので3月末時点で105兆円を発行済み。残る40兆円分が新たに発行可能で、実質的に介入の限度額になる。これは平成15~16年の円高局面で介入に投じた35兆円を上回る。

 だが大規模介入を実施しながら自国通貨安誘導に失敗したスイスの例もある。今回は政府にとって「負けられない戦い」(関係者)のため介入長期化が予想され、その場合は介入規模の膨張が避けられない。政府は表向き、「(介入の)資金が不足することはまったくない」(池田元久財務副大臣)との立場だが、一部からは政府短期証券の発行枠拡大も検討すべきだとの声も上がっている。”
 まぁ実際に使うかは兎も角、枠の拡大はした方が投機筋へのブラフにもなるし良いかも知れません。
 ただやはり一番の問題は単独介入と言う事。予算を拡充したとしてもいつまでもつか…ですね。それまでに世界経済が立ち直れば一番良いんですけどね。
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