人を中毒にさせるビジネスは潰れない

[坂本彰さん]

中毒とは聞こえが悪いですが、依存状態に
陥りやすいものは需要があり続け、それが減りにくい
傾向があると私は考えて投資対象に選んでいます。

依存症には、例えば

・ギャンブル

・アルコール

・カフェイン

・ニコチン


があり、依存状態にならない人でも日常的に利用している
人はたくさんいます。

私はコーヒーをほぼ毎日飲んでいますから、カフェインが
当てはまるでしょう。


お酒を何十年と飲み続けている人、何回値上がりしても
タバコを止められない人、ギャンブルに無駄な時間と
お金を使い続ける人は山ほどいるのです。

冷静に考えると、人生にとって無駄なことばかりですが
それをストップできないのが、人の弱いところでもあり、
裏を返せばそれを扱う企業の強みでもあります。


私は、上記4つの中でも特にギャンブル業界の企業は
注目しています。

その理由は、毎年安定して黒字を出しており、無借金
経営の企業が非常に多く、割安で高配当なことです。


会社四季報やホームページで、この業界のメーカーの
業績と財務を調べてみてください。

上記に当てはまる企業がすごく多いことに驚くはずです。


調べてみると好条件だらけで、とても魅力的なのですが
人気がないため全く注目されません。

ファンドマネージャーのカリスマ、ピーターリンチの
書籍で「感心しない業種に注目しろ」という言葉が
ありましたが、まさにそれに当てはまります。


中毒性の高いビジネスは人から感心、好印象は受けません。

このようなことを書くと批判の対象にされそうですが、
アレルギー的に拒否反応してしまうだけの理由で投資対象
から外してしまうのは、もったいないと思います。

http://saig.livedoor.biz/archives/1892479.html

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