【日本板硝子】11/3期計画を上方修正、しかし最終利益は低…

[TIW藤根 靖晃さん]

11/3期計画を上方修正、しかし最終利益は低水準に止まる見込み

＜上値は重いと予想する＞
11/3期計画は上方修正されたが、それでも最終利益はきわめて低水準に止まる見込み。加えて、大型増資による希薄化懸念もあり、当面は上値の重い状況が続くだろう。
＜11/3期計画を上方修正、大型増資も発表＞
11/3期1Q（4-6月）は黒字化した。建築用ガラス、自動車用ガラスの数量増加、コスト削減などが寄与した。営業損益の改善基調は確認した形だろう。 11/3期通期の会社計画を上方修正した。2Q累計（4-9月）の増額分を通期に上乗せしたもので、下期については据え置いている。景気動向に不透明感が強まり、為替変動も懸念材料となるだけに楽観視はできないが、コスト削減効果で収益は改善するだろう。TIW予想も会社計画に合わせて修正する。収益の本格回復には、建築用・自動車ガラスの採算改善がポイントだろう。なお8月24日、国内外で公募増資・売出により最大498億円を調達すると発表している。（水田　雅展）

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