【ＴＯＴＯ】11/3期の会社計画を据え置き、営業損益は改善…

[TIW藤根 靖晃さん]

11/3期の会社計画を据え置き、営業損益は改善基調
＜営業損益の改善基調を評価＞
株価は年初来安値圏である。住宅関連需要の先行きに対する警戒感が影響しているだろう。当面は低い利益水準だが営業損益は改善基調であり、中国市場での事業拡大や新領域事業の成長期待も評価し、株価の反発を予想する。
＜11/3期の計画を据え置き＞
11/3期1Q（4-6月）は微増収にとどまったが、営業利益は黒字化した。コストダウン効果で営業損益の改善基調を確認した形だろう。11/3期通期の会社計画を据え置いた。新築分野は引き続き低調だが、リモデル分野では2Q（7-9月）以降に新商品投入効果が期待される。中国市場での好調やコストリダクション効果も寄与するだろう。TIW予想も会社計画に合わせて据え置く。中期的には、中国など海外事業の本格展開、新領域のハイドロテクト事業の収益化、燃料電池事業の事業化に注目しておきたい。（水田　雅展）

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