残暑、厳冬

[ロングサンさん]

２０１０．８．１６　いつも青春！てっちゃんの株式教室・相場師日記

http://www.tokiwa-kabu.com

＜残暑、厳冬＞
「エルニーニョ」から「ラニーニョ」へ・・、とんでもない残暑が続く日本列島ですが、バテているのは
世界一弱い日本株式市場も同様です。
ただ、日経平均９０００円というのはなんぼなんでも売られ過ぎ、政府、日銀、金融当局も
渋々ながらやっと重い腰を上げ始めました。無能内閣とそしってみたところで仕方ない。
証券優遇税制も「３年間延長」を金融庁が答申するようです。
当然といえば当然、むしろ「恒久化」すべきと思う。
証券市場は経済の根幹だからです。
日経平均が２万円を越えた時点で「増税」の立法をあらためて俎上に乗せればよいのです。
「産業の空洞化」懸念は２０年前から言われていました。
それをここまで放置したのは確かに自民党政権の責任ですが、今さら責任のなすりあいを
やってる場合じゃない。
夏バテはまだいい、今年の冬は一転して「厳冬」予想という。
毎日、大雪で「通行不能」となったらどうするのですか。日本経済のことを言ってるのです。
かつての「ロシアの冬景色」（外電）を想起してください。
スーパーの陳列棚には何も無く、暖房の無い部屋で真っ青な顔で凍死寸前の市民の姿が報道されていました。
それを建て直したからこそ「プーチン人気」は根強いのです。
強権政治だろうが、独裁だろうが、全体主義だろうが・・、市民は自分の暮らしさえよくなればどうでもよい。
その感覚の延長線上に「ナチスドイツ」があり、国民の人気取りを意図した多くの「開戦」がありました。
今、多くの企業が日本から脱出しています。
民主主義という大きな俯瞰図から、政治家は日本の舵取りを行うべきです。
香港やシンガポールは国をあげて海外企業を誘致しています。
税制面の優遇措置を設けて、企業や優秀な人材を呼び込んでいます。
こうした都市間競争への自覚が東京には希薄といわれても仕方ない。
政府ばかりを非難するのでなく、首長、特に都知事の危機意識も問い直してみたい。

日経平均　　　　９１９６.６７（－　５６.７９）
ＴＯＰＩＸ　　　　８２８.６３（－　　２.６１）
東証１部売買高概算　　１３億２１６０万株
同売買代金概算　　　　９０９４億円
同時価総額　　２８１兆４００８億円
値上り銘柄数　５２９　　（年初来）新高値　　　５
値下り銘柄数　９８６　　（年初来）新安値　１６１
変わらず　　　１５０
騰落レシオ（２５日）７５.３１％
サイコロ（日経平均）４勝８敗　●○○●○●●●●●○●
カイリ率（日経平均）２５日線比－３.１２％　７５日線比－５.９１％
為替　　１ドル　８５.９０　　１ユーロ　　１１０.２０

売っても取れない相場。長い目では、売られ過ぎなのは確か。
だとすれば、現物で買って反発を待つしかない。
「反発力」の強い個別株を見ぬく目が勝負。