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No.608 日経平均は小幅続落、上海株安が重し
13日後場の日経平均株価は前日比10円88銭安の9537円23銭と小幅続落。上海株安を嫌気して下げに転じた。下げ幅を一時50円近くに拡大したが、心理的フシ目の9500円に急接近したことで下げ止まり、底堅さが意識されて買い戻しに下げ渋った。中国株の下落は、不動産規制の緩和を否定する声が出たためとの見方がある。東証1部の出来高は18億7720万株。売買代金は1兆922億円。騰落銘柄数は値上がり334銘柄、値下がり1201銘柄、変わらず137銘柄。
明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は「欧州問題があって経営者の立場からは強気になりにくい。半導体は足元で好調に推移しているが、DRAMの価格はピークアウトしており、懸念は多い。そうしたなかで、米インテルの7月以降の見通しに不透明感があるのか否かが焦点となっている。米インテルの決算が予想通りならば、25日移動平均線を試すような動きが期待されるが、戻り売りが厚いため、簡単に上値を買いに行くとは思えない」と指摘している。
業種別では、住金 など鉄鋼株や、住友鉱 など非鉄金属株が売られた。JX 、コスモ石 など石油株も下落し、双日 、住友商 など商社株もさえない。三井住友 など銀行株が停滞し、野村 など証券株や、プロミス などノンバンク株も売りが先行した。レンゴー 、日本紙 などパルプ・紙株も軟調。JPモルガン証が投資判断を引き下げたJR東日本 など陸運株も下押した。
半面、第一生命 など保険株はしっかり。国際帝石 など資源開発株も上昇した。KDDI など情報・通信株も底堅い。日電硝子 などガラス株も堅調。住友ゴム などタイヤ株も引き締まった。個別では、11年2月期第1四半期で最終黒字に転じたコーナン商 、11年3月期第1四半期連結で増益のホギメディ などが継続物色された。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、25業種が下落した。
提供:モーニングスター社
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