新規カバレッジ開始。借入による外部成長の余地を残している
<新規カバレッジ開始>
新規カバレッジを開始する。本REITは東京圏の中型オフィスを主な投資対象とするREIT。メインスポンサーはケネディクス(4321)。
<分配金利回りは魅力的な水準>
10/10期(5-10月)、11/4期(11-4月)通算のTIW予想分配金利回りは8.2%。この前提として10/10期末に、借入によりキャップレート(期待利回り)5.5%で80億円の追加の物件取得を行うと仮定した。スポンサーの信用力が高くない点を考慮しても、分配金利回りからみて投資口価格は過小評価されていると考える。
<借入による物件取得余力がある>
10/4期(11-4月)末のLTV(有利子負債比率)は40.9%。上限の目処とする45%までレバレッジを高めるとすれば、物件の取得余力は約200 億円となる。昨年11月にPBR約0.4倍のディスカウント増資を実施。財務基盤の改善によりデットの調達条件の改善が図られたため、今後、大幅なディスカウント増資を行う懸念は乏しいだろう。(堀部 吉胤)
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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